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写真:Apple
おそらく驚くことではないが、Apple はわざわざ節約分を顧客に還元しようとはしない。
新たなレポートによると、NANDフラッシュメモリの価格が過去1年間で半減したにもかかわらず、AppleはiPhoneの価格をそれに応じて引き下げていない。実際、Appleは2017年と同じ1GIFあたり78セントという価格を維持しており、iPhoneの収益性はさらに高まっている。
比較すると、Apple はサプライヤーに 1 ギガバイトあたり 25 セント支払っている。
ブルームバーグは、「Apple は、サプライヤーに支払う金額よりもはるかに高いストレージ料金を顧客に請求しており、部品価格が急落しているにもかかわらず、大容量オプションの値上げ幅を減らしたり、顧客が後からストレージを追加できる手段を提供したりしていない」と指摘している。
報道によると、Apple は iPhone のストレージ オプションを 64 GB から 256 GB に増やすのに 150 ドル、256 GB から 512 GB に増やすのにさらに 200 ドルを請求しているという。
アップルにとって大きな利益の源
ストレージ料金の値上げは、Appleにとって最も分かりやすい利益源の一つです。本日の報道によると、最新世代のiPhoneに搭載される新しい512GBストレージチップは、廉価版の64GBモデルと比べて、1台あたり134ドルの増収につながる可能性があるとのことです。
ディスプレイサイズを拡大するにはiPhoneの再設計が必要になるが、ストレージサイズを拡大するには新しいチップを交換するだけで済む。
世界のスマートフォン市場全体が減速していることを考えると、Apple がストレージに対してプレミアム価格 (NAND チップに関しては他のどの主流スマートフォンメーカーよりも高い価格) を請求できるのは賢い動きだ。
結局のところ、昨年の1,000ドルのiPhone Xの成功が証明したように、新しいiPhoneに顧客が支払う金額の上限はまだ確立されていないのだ。
出典:ブルームバーグビジネス