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Appleの世界開発者会議(WWDC)では、今後数週間、クパチーノを拠点とする同社から多くの新製品発表が行われる予定です。iOS 6は開発者向けにデモが公開されると広く予想されており、新しいハードウェアも発表されるかもしれないという噂もあります。6月は慌ただしい月になりそうです。
ウォール・ストリート・ジャーナルの最新報道によると、AppleはWWDCでiCloudの大幅なアップグレードを発表する予定とのことです。iCloudに写真を投稿したりコメントを付けたりできる新しい写真共有機能に加え、iOSデバイス間でビデオをワイヤレスでアップロード・同期する機能も発表される予定です。
WSJによると:
関係者によると、6月11日から開催されるAppleの世界開発者会議で発表される予定の新機能により、iCloudユーザーは他のiCloudユーザーと写真セットを共有し、コメントを付けることができるようになるという。現在、ユーザーは「フォトストリーム」と呼ばれる機能を通じてiCloudに写真を1セットしか保存できない。この機能は写真を他のAppleデバイスと同期するためのものであり、共有するためのものではない。
Appleはまた、iCloudユーザーがiCloud経由で個人ビデオを同期できる新機能を開発中だと関係者は述べている。また、思いついたことをすぐにメモできるアプリ「メモ」と「リマインダー」にiCloud.comからアクセスできるようになる。現在、これらの機能を利用するにはアプリ経由でアクセスする必要がある。
The Wall Street Journalはまた、先週金曜日にお伝えしたように、AppleがメモアプリとリマインダーアプリをiCloud.comに導入すると報じています。ユーザーはiCloud経由で、ウェブ上のどこからでもメモやリマインダーにアクセスできるようになります。本日の最新レポートによると、iOS 6の開発者向けプレビュー版もWWDCで配布される予定です。
Appleが写真共有を中心としたソーシャルネットワークを構築するという噂は長らくありましたが、昨年のPhoto Streamのリリースにより、このサービスは個人向けツールとして位置付けられました。Appleは以前にもソーシャルネットワークの実験を行い、大きな失敗を犯しました(Pingを参照)。そのため、この夏にホームランとなるような計画が立てられることを期待したいところです。
出典:ウォール・ストリート・ジャーナル