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Pingはこれまで一度もチャンスを掴んでいなかったが、最近の報道は、Appleがソーシャルメディア分野で最終的に成功するための道筋を示しているかもしれない。ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、「事情に詳しい関係者」によると、Appleはこのソーシャルメディアスタートアップ企業と戦略的投資について協議しているという。
取り沙汰されている数字にはアップルによる数億ドルの投資も含まれており、そうなるとツイッターの評価額は84億ドル程度と高額なものから、より魅力的な100億ドルにまで上がる可能性がある。
AppleとTwitterは現在交渉中ではないものの、TwitterがAppleのiOSモバイルソフトウェアの各バージョンとの統合を強化し、MacデスクトップではMac OS X Mountain Lionとの統合を強化していることを考えると、より強力な財務パートナーシップは非常に理にかなっていると言えるだろう。Facebookは次期iOS 6でより統合されたサービスとしてデビューするが、ザッカーバーグ氏とジョブズ氏の関係は、両社がPingにFacebookの機能を組み込む契約を結ぶことができなかったため、せいぜい脆弱な状態だ。もちろんGoogleもGoogle Plusで独自のソーシャルメディアを展開しており、そうそう、AndroidモバイルオペレーティングシステムでAppleとかなり直接的に競合している。
ソーシャルメディア界のスーパースターであるTwitterへの投資は、買収して吸収するAppleにとっては異例のアプローチとなるだろうが、Appleのソーシャルメディアにおける信用度を確実に高めるだろう。Twitterの市場における成長は他に類を見ないものであり、非常に短期間で月間アクティブユーザー数(MAU)を1億4000万人以上獲得した。Facebookの金融市場へのデビューが低調だったことが依然としてこのウェブ企業に暗い影を落としている中、Twitterはソーシャルメディア事業としては初となる前述の評価額上昇の恩恵を受けるだろう。Twitterは現金6億ドルと投資家や広告から調達した10億ドルの資金を保有しており、厳密に言えば資金を必要としているわけではない。
しかし、もし両社が提携したら素晴らしいでしょう。Appleはソーシャルメディアを全く理解していないように思えるし、TwitterもAppleと明確に競合するわけではないからです。たとえ投資戦略を通じた限定的な提携であっても、理にかなっています。
出典:ニューヨーク・タイムズ