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写真:ProductionPro
ブロードウェイのプロデューサーたちは、現在ショーで使用している重たい10ポンド(約4.5kg)のプロダクションブックを捨て、iPadを導入し始めています。これらのブックには、ブロードウェイミュージカルの脚本や振り付けの変更に関する詳細情報が掲載されており、新作ごとに交換されます。
これらの分厚い本の代わりに、「プリティウーマン:ザ・ミュージカル」や「キンキーブーツ」などの番組のプロデューサーは、メモを書き込むためのアプリ「ProductionPro」とApple Pencilを備えた、かなり軽量のiPadにますます頼るようになっている。
そうすることで紙の節約になり、プロセス全体が効率化されます。CNNの報道によると、
「 『プリティ・ウーマン』のような作品では、直前の変更点を省くだけでなく、紙の無駄を大幅に削減しています。制作スタッフは通常、コピー機に駆けつけ、キャストやスタッフに新しい変更点を見せるという作業を繰り返しています。(平均すると、12週間の制作期間中、この番組は1日に約30ページの変更があり、約50人が毎日コピーを受け取っていました。)しかし今では、プロデューサーやディレクターはProductionProのログイン情報を付与された全員に更新情報をプッシュ通知しています。」
ProductionProは、元ブロードウェイ舞台監督のアレックス・リビー氏が開発した、サブスクリプション型の制作管理アプリです。1作品あたり199ドルから、最も充実したオプションを備えた月額2,500ドルまで、3つの価格帯が用意されています。
節約する
さまざまな業界で、iPad が重い紙の本の代わりとして使用されるのはこれが初めてではありません。
注目すべき早期導入企業の一つがユナイテッド航空です。同社は2011年、パイロットが携行する重いフライトバッグの代替として、パイロットに11,000台のiPadを配布しました。iPadと40ポンドのフライトバッグの重量差は推定で、ユナイテッド航空は年間326,000ガロンのジェット燃料を節約したと報告されています。
ブロードウェイミュージカルにiPadを使うことでこれほど大幅なコスト削減が実現するとは思えませんが、Appleのテクノロジーを活用してプロセスを効率化できる素晴らしい例です。しかも、その過程でコピー作業も大幅に削減できます!
出典:CNN