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写真:Ste Smith/Cult of Mac
Apple の EU からの巨額の税金請求は、同社の金儲けに少しも打撃を与えていない。
iPhoneメーカーは今週初めに過去最高の第3四半期の収益報告を発表した後、提出書類の中で、未払いの税金151億ドルのうち3分の2をすでに支払ったことを明らかにした。
欧州委員会は2016年8月、アップルに対し罰金の支払いを命じた。これは、アップルがアイルランドへの事業拡大を期待して、アイルランドから有利な税率を受けていたとされる、いわゆる「スイートハート・ディール(優遇税制)」に基づくものだ。アップルは1980年からアイルランドのコークにオフィスを構えている。
EUへの返済
Appleは四半期報告書の中で、「2018年6月30日時点で、回収額のうち45億ユーロがエスクロー口座に入金されています。2018年6月30日以降、当社は回収額のうちさらに45億ユーロをエスクロー口座に入金しています」と述べています。
Appleは総額130億ユーロの債務を抱えており、さらに10億ユーロの利息も発生している。Appleの支払いはほぼ完了しているものの、アイルランドとEUは今後数年間は支払いを受けられない。Appleとアイルランドによる控訴が裁判所で審理されるまで、資金はエスクロー口座に保管される。