CydiaがApp StoreのルールをめぐってAppleを提訴、訴訟が前進
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CydiaがApp StoreのルールをめぐってAppleを提訴、訴訟が前進

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CydiaがApp StoreのルールをめぐってAppleを提訴、訴訟が前進
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AppleはCydiaの開発者によるiOSアプリ配信に対する訴訟を却下しなかった。
写真:アレックス・ヒース

Cydiaの開発者ジェイ・フリーマン氏の訴訟を却下しようとするアップルの申し立ては、木曜日、カリフォルニア州連邦裁判所で却下された。

この訴訟では、AppleがiPhoneとiPadでのアプリ配信に関して違法なApp Storeの独占を維持していると主張している。

時効期間内にCydia作成者からの修正訴訟

フリーマン氏は2020年にAppleを相手取って訴訟を起こした。しかし、今年初め、イヴォンヌ・ゴンザレス・ロジャース連邦地方判事は、訴状が時効を過ぎているとして訴訟を棄却した。その後、Cydiaの開発者は修正訴訟を起こした。ロイター通信が報じているように、Appleは再び、申し立てられた行為は連邦反トラスト法の4年間の時効期間外であると主張し、新たな訴状の棄却を試みていた。

修正訴訟において、原告のSaurikIT LLCは、Appleが「時効期間内に数百万件の明白な行為」を行ったと主張している。これには、2018年から2021年にかけてApp Storeに変更を加え、CydiaのようなサードパーティのiOSアプリ配信業者が「iOSデバイスで使用可能なアプリ」を提供できなくなったことが含まれる。

当初の苦情は、2008年と2009年のAppleの行為に対するものだった。

Cydiaの開発者はAppleにiOSアプリの配布をより簡単にしてほしいと願っている

新たな訴訟において、Cydiaは「Appleと公正に競争したい企業に対し、iOSアプリの配信と決済処理の市場を開放し、AppleがCydiaに与えた莫大な損害の回復を求めている」としている。裁判所は、クパチーノのCydiaに対し、SaurikIT対Apple訴訟におけるCydiaの主張に対し、21日以内に回答するよう命じた。

Appleは近年、iOSアプリの独占的配信慣行を理由に厳しい監視の目を向けられています。App Storeに対する強固な統制を理由に、既に複数の規制当局による調査の対象となっています。Epic Gamesは2020年に同様の理由でAppleを提訴しました。両社とも、iPhoneメーカーであるAppleに対し、自社デバイス上でのアプリ配信を容易にすることを求めています。