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ビートルズは数十年前に一緒にレコーディングをやめたにもかかわらず、10年間低迷していた音楽の売り上げを回復させた功績は認められている。
象徴的な英国バンドの生存者とアップルがiTunesで契約したことにより、CDの売上が9パーセント近く減少したにもかかわらず、デジタル音楽の売上は全体で16.8パーセント増加した。
ニールセン・サウンドスキャンの調査によると、カタログ販売は2011年に5.4%増加したが、「これはビートルズのアルバムを初めてデジタル配信できるという待望の2010年の契約のおかげもある」という。
アップルは、同グループの楽曲カタログを所有するソニーではなく、バンドのメンバーに直接報酬を支払う契約を結んだようだ。
デジタル音楽販売の好調は、AppleのiTunesが果たす主導的役割を裏付けるだけでなく、カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社が音楽出版社からのライセンス契約をさらに獲得する上でも役立つはずだ。今週初め、Googleは規模を縮小したクラウドベースの音楽サービスを導入した。これは、あるインターネット大手幹部が「音楽業界が不合理で持続不可能な取引条件にますます関心を寄せている」と表現した状況を受けてのことだ。
Appleは依然としてクラウドベースの音楽サービスの提供を検討している。同社はiCloud.comドメインを取得し、ノースカロライナ州に建設中の大規模データセンターの最終仕上げを進めている。このデータセンターは、音楽のためのデジタルロッカーのようなものになる可能性がある。
[9to5Mac]