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写真:ライル・カーニー/Cult of Mac
Appleと特許トロールのSmartflashとの長年にわたる法廷闘争がついに終結に近づいている。
2015年にAppleがSmartflashに5億3300万ドルの支払いを命じた陪審評決が、本日連邦控訴裁判所によって棄却された。両社間の訴訟は、SmartflashがAppleのiTunesソフトウェアが自社のデータストレージ特許を侵害しているとして2013年から継続している。
米国連邦巡回控訴裁判所は本日、Apple対Smartflash訴訟において、裁判官は特許を無効と判断すべきだったとの判決を下した。ロイター通信の報道によると、控訴審の3人の裁判官からなる全員一致の審理委員会は、Smartflashの特許は「抽象的」すぎるため、実際の発明を記述していないと判断した。
昨年、米国特許商標庁は、問題の特許が抽象的すぎるとして無効と判断しました。最初の審理において、Appleは「Smartflashは製品を製造しておらず、従業員も雇用しておらず、米国に拠点もなく、Appleが発明した技術に対するロイヤルティを求めるために米国の特許制度を悪用している」ため、特許は有効とされるべきではないと主張しました。
Smartflashが狙った大手テクノロジー企業はAppleだけではありません。同社はSamsungに対しても同様の訴訟を起こしており、現在も裁判が続いています。GoogleとMicrosoftもSmartflashから訴えられています。
AppleとSmartflashはともに本日の判決についてコメントを控えた。