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Pathアドレス帳の騒動もあり、世間の認識からすると、今週はiOSのユーザープライバシースキャンダルに巻き込まれるには良い週とは言えません。Googleはしっかり対策を講じた方が良いでしょう。SafariのCookieブロック方法の抜け穴を突いて、何百万人ものiPhone、iPad、Macユーザーのプライバシー設定を回避していたことが発覚したばかりですから。痛いですね。
ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、Google のやり方は次のようになります。
MacやiPhoneのSafariには、サードパーティや広告主からのCookieを常にブロックするオプションがありますが、Appleはユーザーが何らかの形でページとやり取りした(例えばフォームに入力した)場合は例外を設けています。そこでGoogleは、誰かがGoogle検索を行ったり、Googleのページにアクセスしたりするたびに、Safariが自動的に目に見えないフォームをGoogleに送信するようにしました。これによりGoogleは、ユーザーが明示的にプライバシー設定を行っていなくても、 iOSデバイスやMacに追跡Cookieをインストールできるようになりました。そして、最初のCookieがインストールされると、Safariの不具合により、その後も無制限にCookieを追加できるため、事態は雪だるま式に悪化しました。
Appleは激怒し、ウォール・ストリート・ジャーナルに対し、Googleの悪行を阻止しようと取り組んでいると述べた。しかし、Googleは「Googleにログインしたユーザーが有効化した機能を提供するために、Safariの既知の機能を利用した」と述べ、「これらの広告Cookieは個人情報を収集するものではない」と謝罪の意を示さない。ああ、こういう態度がどこまで通用するか見てみよう。