アップルのパートナーは極秘の決済プロジェクトにお馴染みのコードネームを使用

アップルのパートナーは極秘の決済プロジェクトにお馴染みのコードネームを使用

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アップルのパートナーは極秘の決済プロジェクトにお馴染みのコードネームを使用
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写真: Apple
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Appleの秘密主義的な行動はよく知られている。Apple Payによるモバイル決済参入の際も、その秘密主義のベールは一瞬たりとも剥がれなかった。金融業界の大手企業と取引しているにもかかわらず、Appleは非常に厳格なセキュリティ対策を講じることを主張したのだ。

しかし、同社がこのプロジェクトのパートナーの 1 社に選んだコード名は、どこかで聞いたことがあるような気がするかもしれない。というのも、この名前は後に Apple の最新の OS X のバージョン名として再利用されたからだ。

「最初のコードネームは『ヨセミテ』でした」と、ファーストデータの金融サービス部門プレジデント、バリー・マッカーシー氏はインタビューで語った。「後に、Appleが新しいOSにも同じ名前を選んだことを知り、アメリカの国立公園にちなんで『プロジェクト・アカディア』に変更しました。当時、私たちが協力していたテクノロジー企業の名前を使うことはもちろん、口にすることさえ許されていませんでした。もちろん、Appleのことですが。」

Apple Payの最も有力なパートナーの1つであるPMorgan Chase銀行の広報担当者は、同銀行は2013年の夏からこのプロジェクトでAppleと協力してきたが、このプロジェクトに携わった400人以上の従業員のうち、モバイル決済のパートナーが実際にはAppleであることを知っていた人は4分の1だけだったと述べた。

マッカーシー氏は、Appleについて「これまで私が会ったどの業界の人よりもモバイル決済を理解している、信じられないほど優秀な人材が揃っています。彼らはユーザーがこのサービスに何を求めているのか、そして決済システムとどのように関わりたいのかを本当に理解していました。彼らは何を達成したいのか、非常に明確なビジョンを持っていました」と述べている。

他のテクノロジー企業がNFC決済を主流にしようと試みて失敗してきたことを考えると、Appleがこの分野でどのように立ち向かうのかは興味深いところです。UXの達人として、彼らは間違いなく他の多くの企業よりも高い信頼性を得ています。

出典:ファストカンパニー