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Mac上でWindowsとOS Xを同時に実行できる、高く評価されている仮想デスクトップソフトウェアを開発するParallels社が、ビッグネームを迎え入れました。AppleのMacソフトウェアエンジニアリング担当元副社長、ベルトラン・セルレット氏がParallels社の取締役会に加わりました。セルレット氏はMacに関するあらゆる知識と専門知識をParallels社に持ち込む予定です。また、彼はパロアルトのスタートアップ企業Upthereでも活躍しています。
サーレットは、NeXT社、そしてApple社でスティーブ・ジョブズ氏と共に14年間勤務した後、2001年にApple社を退社しました。彼はOS Xの初期開発を主導し、それ以前はゼロックスPARC(パロアルト研究所)に勤務していました。この研究所でジョブズ氏は、初代Macintoshのグラフィカルインターフェースの開発に着手するきっかけを得ました。
パラレルズ社によれば、セルレット氏は「社外取締役」として、「Mac OS Xの開発を発足当初から2011年にアップル社を退社するまで指揮してきたという独自の専門的経験」を同社にもたらすという。
「ベルトランは、ソフトウェアの先見性と実行力を兼ね備えた稀有な人物です。パラレルスが急速な成長とグローバル展開を続ける中で、彼のワールドクラスの経験と専門知識をパラレルスにもたらすことを大変嬉しく思います」と、パラレルスのCEOであるビルガー・スティーンは述べています。
「Parallels Desktop によって、Parallels は Mac プラットフォームにとって重要な開発企業となり、私は Parallels のリーダーシップチームと深く知り合い、その存在に感謝するようになりました。また、Parallels が豊富な製品ポートフォリオに代表されるように、クラウドへの深い関わりも知りました。Apple でのキャリアを活かし、Parallels が目覚ましい成長軌道を歩み続ける中で、その成長を支えられることを楽しみにしています」とセルレット氏は述べています。
出典: Parallels
出典: AllThingsD
画像: ジェル・ウッド