タグ・ホイヤーは、同社初のスマートウォッチは「アップルウォッチを模倣してはならない」と明言

タグ・ホイヤーは、同社初のスマートウォッチは「アップルウォッチを模倣してはならない」と明言

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タグ・ホイヤーは、同社初のスマートウォッチは「アップルウォッチを模倣してはならない」と明言
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タグホイヤーのアクアレーサー。写真:アンドレアス・クヌッセン/Flickr CC
タグ・ホイヤーは、スマートウォッチ分野に参入するにあたり、Apple Watchの真似はしないと明言している。写真:Andreas Knudsen/Flickr CC

Appleが腕時計市場に参入したことで、時計業界の古参でさえも注目し始めている。AppleがApple Watchを発表したわずか数日後、スイスの高級時計メーカー、タグ・ホイヤーもスマートウォッチの開発計画を発表した。ただし、タグ・ホイヤーはApple Watchを単に模倣するだけではないとしている。

タグ・ホイヤーは昨年、オラクル・セーリング・チームのプロモーションとして特別なスマートウォッチを制作したが、それ以外はスマートウォッチではなく、精巧に作られた機械式時計の製造を専門としている。

しかし、タグ・ホイヤーの親会社LVMHの時計事業責任者、ジャン=クロード・ビバー氏によると、タグ・ホイヤーは近い将来、よりインテリジェントでコンピューター化されたウェアラブルを開発する予定だという。しかし、それはApple Watchのクローンをはるかに超えるものになるはずだ。

ロイター通信は次のように報じている。

「タグ・ホイヤーではスマートウォッチを発売したいが、アップルウォッチのコピーであってはならない」とジャン=クロード・ビバー氏は日曜紙NZZアム・ゾンタークに語った。

スイスの時計業界は、スマートフォンに接続して電話をかけたり、メッセージを受け取ったり、フィットネスをモニターしたりできるスマートウォッチとの競争に直面している。

「他社の足跡を追うだけでは済まない」とビバー氏は述べ、スイスの時計業界は遅くとも来春のバーゼル時計見本市でスマートウォッチを発表する予定だと付け加えた。計画されているスマートウォッチの詳細については明らかにしなかった。

スイスの時計業界がクパチーノに注目していることは、Appleにとっておそらく驚きではないだろう。2週間前、Appleのデザイナー、ジョニー・アイブは、Apple Watchの発売は「スイスは大失敗だ」と自慢げに語ったと報じられた。

私自身は、その点については確信が持てません。高級機械式時計はダイヤモンドのようなものです。何世代にもわたって受け継がれるような精巧な機械式時計を作る人たちは、Apple Watchに脅かされることはないはずです。Apple Watchは数年で時代遅れになるでしょうから。しかし、安価な電子時計のメーカーはどうでしょうか?彼らは恐れるべきことが山ほどあります。

出典:ロイター