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写真:Ed Hardy/Cult of Mac
ディスプレイ専門家のロス・ヤング氏によると、Appleは2024年モデルのiPad ProでOLEDディスプレイパネルに切り替える可能性があるという。DSCCのアナリストであるヤング氏は、M2 11インチiPad Proは引き続きLCDパネルを採用すると正確に予測した。
Appleは2021年のモデルチェンジで、12.9インチiPad ProにミニLEDパネルを採用しました。画質は飛躍的に向上しましたが、このパネルは大型モデルのみに搭載されています。
2024年iPad ProはミニLEDディスプレイを廃止する可能性
Appleは、発熱とバッテリー寿命の問題から、11インチiPad ProではミニLEDパネルを採用していないようです。これは、同社が小型のiPad Proで液晶パネルを使い続けている理由を説明できるかもしれません。
ヤング氏は、2024年春に予定されている次期iPad Proの刷新で、Appleが2つのiPad Proモデル間の機能差を解消するためにOLEDパネルに切り替えると予測しています。ツイートへの返信で、同アナリストは「OLEDはITアプリケーションにおいて大幅に向上している」と述べており、これがAppleが戦略変更を検討している理由かもしれません。以前の報道でも、2024年モデルのiPadにOLEDパネルが搭載される可能性が示唆されていました。
申し訳ありませんが、新しい iPad Pro のディスプレイは変更されないという私の予想は正しかったようです…嘘です…:) 2024 年には両方に OLED が搭載される予定です…
— ロス・ヤング(@DSCCRoss)2022年10月18日
OLEDパネルはより高い輝度レベルに達することができる
サムスンはすでにハイエンドのGalaxyタブレットにOLEDパネルを採用しています。これは、この技術がタブレットフォームファクターのデバイスに採用できる準備ができていることを示していますが、量産とコスト面での課題は残っています。技術が成熟し、需要が増加するにつれて、生産コストは低下し、より広範な採用につながると予想されます。
ミニLEDパネルと比較して、OLEDパネルはより薄く、電力効率に優れています。さらに、より高い輝度レベルを実現できます。ロス氏は、Appleが輝度向上のために2層構造のOLEDパネルを採用すると考えています。
Appleは12.9インチiPad Proに加え、2021年モデルのMacBook ProとPro Display XDRにもミニLEDディスプレイ技術を採用しています。また、ProMotion対応の27インチミニLED外付けディスプレイも開発中との報道もあります。