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ウェドブッシュのアナリスト、ストレッカー・バック氏とダニエル・アイブス氏によると、iPhone 12はAppleにとって過去最高のiPhone販売台数となる見込みだ。Cult of Macが入手した顧客向けの最新レポートによると、両氏はAppleの今年のiPhone販売台数が2億4000万台から2億5000万台に達すると予測している。

これは、2015年度に記録した2億3100万台のiPhone販売台数を「楽々と上回る」ことになる。同年度の大型ラインナップであるiPhone 6と6 Plusは、現在も史上最も売れたモデルとして君臨している。しかし、この記録はまもなく破られる可能性があるようだ。

「3月四半期のiPhone総生産台数は5,600万台から6,200万台の範囲で推移したと見ています」とウェドブッシュのアナリストは述べている。「6月四半期の生産台数はほぼ横ばいで、4,000万台半ばにとどまると見ています。Appleの発売以来、これほど力強い増加傾向は見られておらず、当社の分析によると、iPhoneの同様の傾向は2014年のiPhone 6の発売時のみでしょう。」

新たな iPhone スーパーサイクルが到来か?

ウォール街は今年、iPhoneの販売台数を2億2000万台と予測している。これはAppleの2015年度の業績をわずかに下回ることになるが、ウェドブッシュのアナリストはさらに好業績を予測している。

「重要なのは、世界中で販売されている9億5000万台のiPhoneのうち、3億5000万台が現在買い替えの好機を迎えていると推定していることです。これはCook & Coにとって前例のないスーパーサイクル的な買い替えサイクルにつながると考えています」と彼らは記しています。「地理的に見ると、春節明けの中国での需要は堅調に推移しており、Appleの強気な見方の要となっています。また、iPhone ProとPro Maxの出荷台数のバランスがプラスに働いていることから、平均販売価格（ASP）は引き続き上昇傾向にあると考えています。この売上高の追い風を受け、今後数四半期は好調な見通しです。」

これは単発的な出来事ではないようです。アナリストによると、iPhone 13のサプライチェーンにおける初期生産注文は1億台規模に達しています。これは、iPhone 12の発売当初の8000万台よりもさらに多い数字です。