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写真:ミロ・カーニー/カルト・オブ・マック
欧州におけるアップルの税金騒動は、この秋後半にようやく終結するだろう。
iPhoneメーカーである同社は、アイルランドとの租税協定により、数十億ドル規模の利益に対する税金の支払いを免れていることから、欧州連合(EU)から厳しい監視を受けている。アイルランドの財務大臣は、この決定がどのような結果になるかは分からないとしながらも、近いうちに発表される予定だと伝えられた。
「ベステアー委員は、7月には決定はないだろうが、秋の初めにはおそらく決定が出るだろうと私に示唆しました。私の予想では9月か10月初めになるでしょう」とマイケル・ヌーナン氏は今週、報道陣に語った。
アップルがアイルランドとの有利な取引によって税金逃れを図ったとして有罪判決を受けた場合、数十億ユーロの追徴課税を強いられる可能性がある。同社は不利な判決に対しては断固として対抗すると表明している。
「判決の可能性については議論しませんでしたが、判決の提示については議論しました」とヌーナン氏は述べた。「判決がどのような方向に進むのか、また判決がどのような影響を与えるのか、全く分かりません。」
EUは当初、2015年のクリスマスまでにこの件について決定を下すと約束していたが、さらなる調査のため延期せざるを得なかった。