フォントオタクがスティーブ・ジョブズに恩義を感じる理由

フォントオタクがスティーブ・ジョブズに恩義を感じる理由

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フォントオタクがスティーブ・ジョブズに恩義を感じる理由
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まさに私のタイプ

コーヒーを飲みながら日曜新聞を読んでいると(そうなんです! 愛情のこもった友人が私をそう呼んでいるんです)、Simon Garfield 著の「Just My Type」というフォントについて書かれた本に目が留まりました。

私は NPR を半分聞いていましたが、NPR がジャーナリストに彼らのお気に入りのフォント (Garamond が多く登場) についてインタビューして本について話し始めたとき、スティーブ・ジョブズが中心人物として登場しました。

ガーフィールドは、ジョブズをフィーチャーした「ラブレター」という序文でこの本を発表するが、まさにぴったりのタイトルだ。

ジョブズがオレゴン州ポートランドのリード大学を中退する前に、学校の手作りの看板に魅了され、書道を始めたという話を聞いたことがあるかもしれません。

彼がフォントというありふれたものに着目したこと――Macにフォントを導入し、自身の心の都市(トロント、シカゴ)にちなんで命名したこと――は、「文字や活字との日々の関係に劇的な変化をもたらしました。この革新によって、その後10年ほどで、それまでデザインと印刷業界に限定された専門用語であった『フォント』という言葉が、あらゆるコンピュータユーザーの語彙に加わることになりました」とガーフィールドは語る。

ガーフィールド氏はジョブズ氏が築いた遺産の種類と、その後他のコンピューター会社がいかにして追いつこうとしたかについて語り続ける。

「…フォントを変更できるという機能自体が、まるで別世界の技術のようでした。1984年のMacintoshが登場する前は、原始的なコンピュータは単調な書体しか提供せず、それをイタリック体にするのは至難の業でした。しかし今では、現実世界で私たちが慣れ親しんだものを可能な限り再現しようと努力した、様々なアルファベットの選択肢があります。中でもシカゴは、初期のiPodに至るまで、Appleが画面上のすべてのメニューやダイアログに使用していたフォントです…

IBM と Microsoft はすぐに Apple の先例に倣おうと全力を尽くし、一方で家庭用プリンター (当時としては斬新なコンセプト) は速度だけでなくフォントの多様性も売りにされるようになりました。」

全文はNPRに掲載されています

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