Appleの4月のイベント招待状を解読しようとするのは時間の無駄

Appleの4月のイベント招待状を解読しようとするのは時間の無駄

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Appleの4月のイベント招待状を解読しようとするのは時間の無駄
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Appleの4月のイベント招待状を解読しようとするのは時間の無駄
Appleのロゴがこんな風に見えるのは、バネだからです。分かりますか?バネ仕掛けです。さあ、忘れてください。
写真:Apple/Cult of Mac

火曜日に送られた招待状の中に、Appleが4月20日に開催するイベントで何を発表するのか、ヒントが隠されているのではないかと探してみたくなるかもしれない。しかし、それは完全に時間の無駄だ。

理由は次の通りです。

Appleのイベントの兆候を読む

Appleのイベントのロゴや名称に隠されたヒントを探すのはよくあることです。例えば、WWDC 2020のロゴに描かれている人々が全員メガネをかけているという事実は、AppleのARグラスがそのイベントで発表されることを意味すると解釈されています。

4月のイベント招待状から、すでに動き始めています。例えば、PCMagのSasha Segan氏は、Appleロゴを構成する渦巻き状の線を見て、「私には『Apple Pencil』に見えます」とTwitterでコメントしました。

私には「Apple Pencil」と表示されます。pic.twitter.com/nOtpDk5ASD

— サシャ・セガン (@saschasegan) 2021年4月13日

第3世代iPad用スタイラスペンが登場するという噂がありましたが、2020年9月のイベントロゴにも同じような渦巻き状の線が使われていました

このイベントの名前が「Spring Loaded」だなんて、きっと首をかしげる人もいるでしょう。iPadの画面下部をタッチするとDockが飛び出す…これは何かヒントがあるのでしょうか?

AR イースターエッグがあるという事実は何も意味しません。これらは以前の Apple イベントでも登場しました。

そして、もちろん、イベントは4月20日に予定されているというジョークもありました。

OS X Weed が 4/20 の Apple イベントでついに登場…

はぁ…面白い pic.twitter.com/vE73SxN3oP

— ジョー・ロシニョール(@rsgnl)2021年4月13日

Appleはリークを嫌う

さて、少し立ち止まって考えてみてください。こうした憶測は、Appleが将来の製品について、発売前に意図的にヒントを出すという考えに基づいています。しかし、Appleのやり方はそんなものではありません。むしろその逆です。

これは、2018年に従業員に対し、機密漏洩に対する厳しい処罰を警告したのと同じ会社です。ある従業員は、発売前のiPadをAppleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックに許可なく見せたとして解雇されました。Appleの開発者は、配偶者に開発中のプロジェクトについて漏らさないという契約書に署名することが義務付けられています。Appleは極めて秘密主義的な組織です。

だから、この会社が来週新型iPadを発売するという大々的なヒントを全世界に向けて出すなんて、馬鹿げている。CEOのティム・クックは自ら辞任しなければならないだろう。

こうしたヒントは宣伝効果を狙って放り出されていると主張する人もいる。それは注目を集めたい一心で企業が使う策略であって、Appleではない。

Appleの4月のイベント招待を深く考えすぎないように

それでも、何年もの間、人々はAppleの過去のイベント招待状を精査し、ヒントを探そうとしてきました。彼らはそれを逆さまに、そして裏返しに眺めてきました。そして、全く何も得られなかったのです。

デザイナーのパーカー・オルトラーニ氏は、こうした憶測に冷水を浴びせました。彼はTwitterで、「過去2年間のAppleの主要製品イベントへの招待は、発表されるフラッグシップモデルのデフォルトの壁紙以上の意味を持っていなかった」と指摘しました。

過去2年間のApple製品イベントへの招待は、発表される主力製品のデフォルトの壁紙以上の意味はなかったことを皆さんに警告したいと思います… pic.twitter.com/9jyiOni4qJ

— パーカー・オルトラーニ (@ParkerOrtolani) 2021年4月13日

Appleのイベント招待状が何を意味するのか、密かに憶測している人を批判しているわけではありません。私自身もそうしています。それに、噂されている2021年モデルのiPad Proを心待ちにしています。しかし、現実的に言えば、火曜日の招待状で分かったことは、Appleが4月20日午前10時(太平洋標準時)にオンラインイベントを開催するということだけです。