- ニュース

写真:Markus Spiske/Unsplash
Zoom は、マイクがアクティブになるべきでないときにアクティブのままになるという懸念されるバグに対処するため、週末にネイティブ macOS アプリの迅速な修正をリリースしました。
これは、多くのMacユーザーから、通話終了後もアプリが盗聴を続けていたという苦情が寄せられたことを受けての発表です。Zoomがこの問題を解決しようと試みるのは今回で2回目なので、今回のアップデートが実際に効果を発揮することを期待しましょう。
Zoomはユーザーのプライバシー保護に関して、必ずしも良い評判とは言えません。エンドツーエンドの暗号化を提供していると嘘をついたことで8500万ドルの罰金を科されたことが、まさにその証左です。macOSアプリがユーザーのマイクに不適切にアクセスしていたことが発覚したことも、状況をさらに悪化させています。
「@Zoomがまだこんなことをやっているなんて信じられない」と開発者のフェリックス・クラウス氏は先週Twitterでつぶやいた。「ZoomのMacアプリは、会議中でなくてもマイクを拾ってしまう。絶対にインストールしない」
Timing などのアプリを使用して Zoom がアクティブになっている時間を監視していた一部のユーザーは、会議がそれほど長く続かなかったにもかかわらず、一度に何時間も通話していたことが判明しました。
幸いなことに、これは悪意のある行為ではなく、単なるバグだった(Zoomによると)とのことです。そして、macOS向けの最新のZoomアップデートで修正されました。
今すぐZoomをアップデートしましょう
Zoomは最新のリリースノートで、「macOS版Zoomクライアントに関連するバグが発生しました。会議、通話、ウェビナーを終了した後もオレンジ色のインジケーターライトが点灯し続ける可能性があります」と述べています。
「このバグはmacOS版Zoomクライアントバージョン5.9.3で修正されており、修正を適用するにはバージョン5.9.3にアップデートすることをお勧めします。」
はい、まだインストールしていない場合は、Zoomのバージョン5.9.3へのアップデートをできるだけ早くインストールしてください。Zoomを信頼できないけれどどうしても使わなければならない場合は、ブラウザでアプリのウェブ版を試してみるのも良いかもしれません。
ウェブ版でもほぼ同様の機能を提供しますが、バックグラウンドで何かが起こっているかもしれないという心配はありません。通話を終えてブラウザのタブを閉じると、再度アクセスするまで機能しなくなります。