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写真:JD Lasica/Wikimedia CC
Appleは動画ストリーミングの加入者をめぐってNetflixと競争できるが、バリー・ディラー氏はAppleなどがNetflixを追いかけるのは「愚か」だと述べている。
映画スタジオの幹部からIT起業家に転身したディラー氏は、選りすぐりの映画のDVDを郵送することで基盤を築き始めたネットフリックスほど加入者数を増やしている企業はないと考えている。
ディラー氏は、ハリウッドを「無関係」と呼ぶ多岐にわたる会話の中で、Recodeの編集長カーラ・スウィッシャー氏のポッドキャスト番組「Recode Decode」に率直に答えた。
バリー・ディラーは感心していない
ディラー氏がネットフリックスとアマゾン両社のストリーミングモデルについて語っていたとき、スウィッシャー氏はアップルの市場参入について彼に思い出させた。
アップルは、4月に開始予定のストリーミングサービス向けにオリジナルコンテンツを制作するため、プロデューサー、監督、俳優と契約を結んでいる。アナリストによると、アップルは2022年までにオリジナルコンテンツに40億ドル以上を投じることになるという。
ディラー氏は、Match.comやVimeoといったアプリやインターネットサービスの親会社であるInterActiveCorp(IAC)の会長です。彼はパラマウント・ピクチャーズ・コーポレーションとフォックス社の元CEOです。
以下はスウィッシャー氏との会話の抜粋です。
スウィッシャー氏:「それで、それはどこへ向かうのでしょうか。Apple は今、それに非常に力を入れていますが…」
ディラー:「まあ、まだかなり深刻だとは言いませんが。」
スウィッシャー:「多額ではないけど、もっと。お金はあるからね。」
ディラー:「まあ、彼らは元気いっぱいに動き回っています。順調に進んでいます。何人か人を雇い、資金も投入していますが、少なくともまだ十分な資金はありません。ただ、近いうちに何か発表するか、ストリーミングサービスを開始すると思います。
「彼らはある程度の加入者を獲得するだろう。しかし、追いかけるには…Netflixはこのゲームに勝った。つまり、何か存亡をかけた出来事がない限り、Netflixの勝利だ。彼らのような加入者数、つまり真の優位性を獲得できる企業は他にないと思う。」
ディラー氏は、アマゾンプライムは加入者に特典を提供しているため、より競争力が増すだろうと付け加えた。
出典: Recode