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アップルのCEO、ティム・クック氏は本日、北京を訪れ、中国政府高官らと会談した。クパチーノに拠点を置く同社は、中国での更なる成長を目指している。スティーブ・ジョブズ氏からCEOを引き継いで以来、初の中国訪問となるクック氏は、北京のアップルストアを訪れ、ファンとの写真撮影に応じ、注目を集めた。
アップルの広報担当キャロリン・ウー氏はウォール・ストリート・ジャーナルに対し 、クック氏が「中国当局者と素晴らしい会談を行った」と認めた。
「中国は我々にとって非常に重要だ」とウー氏は続けた。「中国でさらに大きな投資と成長が期待できる」
クック氏は、中国におけるアップルの通信事業者パートナーである中国聯通(チャイナ・ユニコム)と中国電信(チャイナ・テレコム)の幹部と会談したとみられている。しかし、ウー氏は会談に関する詳細や、クック氏と会談した中国当局者の身元を明らかにすることを拒否した。
中国滞在中、クック氏は北京の西単大悦城店に立ち寄り、従業員やファンと交流した。中国版Twitterとも言える新浪微博(ウェイボー)には、クック氏が多くのファンとポーズをとっている写真が溢れかえった。
クック氏はAppleのCOOとして何度か中国を訪問しており、昨年6月には世界最大の通信事業者である中国移動(China Mobile)を訪問している姿が目撃されたため、iPhoneが中国移動から発売されるのではないかという憶測が飛び交った。しかし、現状ではそれはまだ実現していない。
クックCEOにとってこれがCEOとしての初の訪問となるが、前任者は伝記作家のウォルター・アイザックソン氏に中国を一度も訪問したことがないと明かしており、クック氏はすでにその記録を破っている。
[MacRumors経由]