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Adobeは優れたソフトウェアを作る技術は熟知しているかもしれませんが、ユーザーから搾り取れる限りの利益を得る術も熟知しています。その最新の例として、iOS向けのAdobe Reader 11アップデートが挙げられます。このアップデートでは、便利なPDF変換機能がいくつか追加されていますが、この機能を使うには年間料金を支払う必要があります。
Adobe Reader 11では、CreatePDFとExportPDFがiOSに導入されました。これらの2つのサービスを使うと、PDF文書をWordやExcelで使用できるように様々な形式にエクスポートしたり、画像ファイルからPDFを作成したりなど、様々な操作が可能です。
しかし、どちらも高額なので、使う機会はまずないでしょう。CreatePDFは 年間19.99ドル、 ExportPDFは年間89.99ドルで、 どちらもアプリ内課金で購入できます。これらは同じパッケージではないので、両方使いたい場合は年間 約110ドルかかります。
これらのサービスが提供するサービス内容(それほど多くはない)を考えると、これは法外な値段です。特に、これよりはるかに安い料金で同じ機能を提供してくれるiOSアプリが他にもたくさんあることを考えるとなおさらです。実際、無料で同じ機能を提供してくれるアプリさえあります。
Reader 11 は現在 App Store からダウンロードできますが、よほどの変人でお金に余裕がない限り、含まれるのはバグ修正とセキュリティ アップデートだけです。
出典: App Store