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昨日、iPhone 5cとiPad miniを生産している台湾の製造会社、ペガトロンの上海工場で15歳の労働者が悲劇的に亡くなったことを報じました。
記事執筆時点では、アップル社はこれらの報道や、サプライヤーの労働条件をより詳しく調査するよう求めるニューヨークに拠点を置く中国労働監視団の要請には反応を示していなかった。
それ以来、アップルは回答を出し、先月独立した医療専門家を派遣して工場に調査を実施したと述べた。
アップルは声明で「現地の労働条件との関連を示す証拠は見つからなかったが、愛する人を失った遺族にとって、それがほとんど慰めにならないことは理解している」と述べた。
「アップルは長年にわたり、サプライチェーンの従業員全員に安全で健康的な職場環境を提供するという約束をしており、ペガトロンの施設で協力し、労働条件が当社の高い基準を満たしていることを確認するチームを擁している」と同社は続けた。
これは、2010年にサプライヤーであるフォックスコンの従業員が自殺したことが主なきっかけとなった、自社製品の製造環境に関する批判にアップルが応えたもう一つの例である。
昨年、アップルは公正労働協会に委託してサプライヤーが運営する工場の調査を依頼した。
一方、ペガトロンは、15歳の石兆坤が未成年であったことは死後まで知らなかったとする声明を発表した(中国の労働法では工場が16歳未満の労働者を雇用することを禁じている)。
「ペガトロンは、採用前と採用後に従業員の年齢を確認するための厳格な措置を講じており、健康と安全の専門家と協力して、すべての従業員に安全な労働環境を提供している」と同社広報担当のチャールズ・リン氏は述べた。
リン氏はまた、今年3月と4月にそれぞれ発生した他の3人の従業員の死亡は、工場での業務とは関係のない健康状態が原因であったと指摘した。
「当社は未成年者の労働を防止するための法律を遵守してきた優れた実績を持っています」とリン氏は述べた。
出典:ロイター