- ニュース

写真:Mr.TinDC/Flickr CC
Appleは、ワシントンD.C.にある世界有数の聴覚障害、難聴、盲ろうの学生のための大学であるギャローデット大学と提携し、すべての学生と教職員にAppleデバイスを提供します。学生と教職員の皆様には、iPad Pro、Apple Pencil、iPad Pro用SmartFolioが提供されます。
この特典は、ギャロデット大学が幼稚園から高校までの生徒を対象とする提携プログラムであるローラン・クレール国立聴覚障害者教育センターの生徒と教師にも提供されます。
「ギャローデット大学を代表して、Appleの皆様に深く感謝申し上げます」と、ギャローデット大学のロバータ・J・コルダノ学長は声明で述べています。「このユニークなコラボレーションは、ギャローデット大学のバイリンガル教育の理念に完全に合致しており、ASLの活性化とコミュニティの公平性向上の両方を推進する上で重要な役割を果たすでしょう。私たちはAppleとの協業を心待ちにしており、学生たちが大学時代をはるかに超えて、このコラボレーションから多くの恩恵を受けることを確信しています。」
Appleの支援は無料デバイスの配布だけにとどまりません。障がいのある有色人種の学生への奨学金も提供しています。この奨学金は、STEM分野での就職を希望する学生を対象としており、ギャローデット大学以外の学生にも利用可能になるようです。Appleはまた、学生が今後の世界開発者会議(WWDC)イベントに参加する機会も提供しています。
Appleのアクセシビリティ推進
Appleは長年にわたり、アクセシビリティ製品に積極的に取り組んできました。Apple CEO就任当初、ティム・クックはオーバーン大学での講演で、アクセシビリティ技術の力に対するAppleの信念について語りました。クックは次のように述べています。「障がいのある人々は、人間としての尊厳を認めてもらうために、しばしば苦労しています。彼らは、他の人々のエンパワーメントと達成の源となる技術の進歩の影に隠れてしまうことがよくあります。しかし、Appleのエンジニアたちは、この受け入れがたい現実に抵抗しています。彼らは、視覚や聴覚、様々な筋疾患など、様々な障がいを持つ人々がApple製品を利用できるようにするために、並外れた努力を惜しみません。」
Appleは製品へのアクセシビリティ機能の追加を続けています。iOS 14とiPadOS 14では、流水音、煙探知機、赤ちゃんの泣き声などの音を検知し、画面上の通知でユーザーに警告する機能が追加されました。