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写真:Apple
反誹謗中傷同盟は、団結、多様性、社会進歩を擁護する活動に対して、ティム・クック氏に同団体初の「憎悪に対する勇気」賞を授与する。
クック氏は、ADLの年次イベント「Never Is Now Summit」の一環として、12月3日にニューヨーク市で開催される授賞式で同賞を受賞します。受賞に加え、クック氏は基調講演も行います。
「テクノロジーが憎悪の拡散に利用されている時代に、ティムはAppleのプラットフォーム上での憎悪と闘う先駆者でした」と、ADLのCEO兼全国ディレクターであるジョナサン・グリーンブラット氏は声明で述べた。「彼はLGBTQコミュニティと移民の権利を強く擁護する一方で、シャーロッツビルでの事件のような人種差別的な暴言を非難してきました。私たちはティムにこの賞を授与できることを誇りに思い、大変嬉しく思っています。」
Appleを世界の「善の力」にする
クック氏は、Appleを世界の「善の力」にしたいという願望を頻繁に語ってきました。スティーブ・ジョブズ氏と比べて、クック氏は活動家としても非常に積極的に発言し、同性愛者の権利やプライバシーといった問題について積極的に発言してきました。ゲイであることをカミングアウトした際には、世界で最も著名なLGBTリーダーの一人となりました。
「マイノリティであることがどういうことかを学びました」と、クック氏は最近CNNのインタビューで、ゲイとして育ったことについて語った。「マイノリティであるという感覚は、マジョリティではない人々への共感を育むのです。」
クック氏は今年初め、フォーチュン誌のCEOイニシアチブで講演し、アップルのCEOとして社会問題に関わるべきではないと言う人々にどう対応するかと質問された。
「大多数の人がそれを望んでいるとは思えません」とクック氏は答えた。「率直に言って、AppleのCEOとして、それが私であろうと他の誰であろうと、そんなことをしても、今日の環境において世界を変えるという使命を果たすことは決してできません。沈黙を守っているだけでは、できることの全てを成し遂げることはできないでしょう。」