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市場分析会社によると、今年第1四半期のiPad出荷台数は、2020年の同時期と比較して75%も増加しました。これは、パンデミックが長引く中、人々が在宅勤務や学習のためにコンピューターを必要としていることによるものです。
他のタブレットメーカーも2021年第1四半期に好調な成長を見せましたが、iPadは引き続き市場を支配しています。
ストラテジー・アナリティクスによると、世界のタブレット市場は第1四半期に前年同期比44%成長しました。同社のアナリスト、エリック・スミス氏は、「このような成長率を見つけるには、2013年第1四半期まで遡らなければなりません。これは考えてみると信じられないほどのことです」と述べています。
誰に聞いてもiPadの出荷は増加している
タブレットメーカーは出荷台数を明らかにしていないため、各アナリストが出荷台数を推計しています。Strategy Analyticsによると、第1四半期のiPad出荷台数は1,680万台でした。一方、IDCの競合アナリストは、iPadの出荷台数は1,270万台で、前年同期比64%増と予測しています。
違いはあるものの、どちらの数字も、2021年3月期のiPadの四半期収益が78億ドルに達し、前年同期比79%増となったというAppleの発表に基づいています。

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比較のために、Strategy Analyticsの推計によると、サムスンは1月から3月にかけて830万台のタブレットを出荷しました。Amazonは380万台、Lenovoも380万台を出荷しました。いずれも大幅な増加でした。
IDCのアナリストは、近い将来もタブレットの売上は堅調に推移すると予測している。「ワクチン接種の普及と企業のオフィス復帰により在宅勤務のトレンドは鈍化する可能性があるものの、まだ『通常の』労働環境に戻るには程遠いため、タブレット、特にデタッチャブルタブレットの需要はしばらく続くと予想されます」と、アヌルーパ・ナタラジ氏は述べた。
今四半期のAppleの売上高は、5月に発売される2021年モデルのiPad Proによって押し上げられる可能性がある。このモデルは、Apple M1プロセッサとミニLEDディスプレイを搭載した同シリーズ初のモデルとなる。TrendForceのアナリストは、12.9インチモデルが今年500万台販売され、世界のタブレット市場の3.1%を占めると予測している。