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ペットの居場所を追跡するデバイスは、特に新しいものではありません。あなたの愛犬には既にチップが埋め込まれているかもしれません。しかし、InvoxiaはCES 2022で、別の意味で注目を集めようとしています。同社の新しいスマートドッグカラーは、高度な技術でペットのバイタルサインをモニタリングできるだけでなく、迷子になった場合はGPSで追跡できます。まるでペットの首にApple Watchを装着するようなものです。

新しい犬のシッター：AIとレーダーセンサー

犬用トラッカーの多くは加速度計とGPSセンサーを使用していますが、Invoxia社の新型首輪はさらに進化しています。様々な位置追跡機器を製造している同社は、獣医心臓専門医と協力し、小型レーダーセンサーを用いて健康状態を測定するディープラーニング型人工知能（AI）を開発したと発表しました。

例えば、首輪は愛犬の心拍数と呼吸数を読み取ることができます。そして、その測定値をコンパニオンアプリに同期し、歩く、走る、吠える、掻く、食べる、飲む、休むといった日常の活動の統計情報も確認できます。

ウォーリー、いや、スポットはどこ？

位置追跡機能に関しては、このスマート首輪はBluetooth、Wi-Fi、GPS、LTEを組み合わせて、愛犬の位置を常に追跡できます。また、愛犬が遠く離れていないものの視界から外れている場合は、首輪に内蔵されたブザーを鳴らすこともできます。

Invoxia社は、センサーの配置により、犬の毛の太さや長さに関わらずレーダー測定が可能であると述べています。また、多くの人間用フィットネストラッカーとは異なり、首輪はゆるめに装着しても測定できるため、快適性も確保されているとのことです。

ペットの健康トラッカーはこれだけではない

Invoxiaの新しい首輪は、犬のバイタルサインを追跡する唯一のペットテクノロジーではありません。心拍数を継続的にモニタリングする心電図ベストや、Petpace Smart Collarと呼ばれる製品も存在します。しかし、これらは一般的なペットの飼い主よりも獣医師を対象としており、GPSトラッキング機能は搭載されていません。

こうしたデバイス（現在ではInvoxiaスマートドッグカラーも含まれる）は、手術後のペットのモニタリング、薬への反応の予測、心臓や呼吸器系の疾患を持つペットの経過観察に役立ちます。また理論的には、ペットの基本的な健康指標の異常を検知することで、飼い主や獣医師が病気が重症化する前に発見できる可能性があります。

いくつかの実用的な点

Invoxiaの首輪には、取り外し可能な布製のカバーが付いているので、犬が汚れやすい方でもお手入れが簡単です。どんな汚れを洗い流さなければならないか、誰にもわかりません。

なお、発売当初、Invoxiaのスマート首輪は中型犬から大型犬専用です。これは、小型犬や猫に快適に装着できるよう技術を小型化するのが困難だからです。小型犬や猫にとって、この首輪は厚すぎて重すぎるでしょう。

Invoxia社によると、Invoxiaスマートドッグカラーは2022年夏に発売され、価格は99ドル。GPS機能の月額利用料は12.99ドル追加となる見込みだ。