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写真:ニコラス・ハリソン/ウィキメディア・コモンズ CC
Appleは自動運転車プロジェクトに熱心に取り組んでいるが、同社の共同創業者であるスティーブ・“ウォズ”・ウォズニアック氏は、自動運転車が近い将来に道路を支配するようになるとは考えていないようだ。
最近の自動車カンファレンスで、ウォズニアック氏は自動運転車が普及する時期についての予想を撤回し、レベル5の自動運転車には課題が多すぎると述べた。
「誰かが飛び込んで運転を引き継ぐ可能性が全くない状況は、決して予測不可能だ」と彼は言った。「私が生きている間にレベル5に到達するとは思えない。常に運転を引き継ぐ準備をしておかなければならない。そして、それが何を意味するか分かるか?運転の仕方を学ばなければならないのだ。」
レベル5の自動化とは、完全な自律性を備えた自動運転車を指します。これらの車は、機能するために人間の介入を必要としません。
「テスラは、どんなに愚かなドライバーでも犯さないようなミスをどれだけ犯せるかを見せつけた」と、かつてテスラの熱烈な支持者だったウォズ氏は述べた。ウォズ氏によると、テスラとは「愛憎入り混じった」関係にあるという。憎しみの感情は、同社の半自動運転機能の謳い文句に「何度も騙された」ことによるものだという。
ウォズ:アップルカーについては触れなかった
ウォズ氏はスピーチの中でAppleについて言及しなかったようだ。Appleは独自の自動運転技術の開発に取り組んでいる。Appleは目指す自動運転レベルを明らかにしていないが、自動運転車を開発する企業なら誰でもレベル5の自動化を夢見ているのは間違いないだろう。今年の夏、Appleはテスラの著名な幹部をApple Carチームに迎え入れた。スティーブ・マクマナス氏は2015年から2019年までテスラのエンジニアリング担当副社長を務めていた。
ウォズは現在もAppleの社員割引を受けていますが、長年Appleに定期的に関わっていません。そのため、多くのApple幹部よりもテクノロジーについて語る余裕がはるかにあります。インフルエンサーとして最も活躍した時期は数十年前のことですが、ウォズ氏のテクノロジーに関する考えを聞くのは常に興味深いものです。
出典: Wards Auto