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アップルの最近の四半期業績発表は概ね好調だったが、それとは対照的に、マイクロソフトは「ポータブルメディアプレーヤー「Zune」関連の売上の急落など、厳しい統計がいくつかあった」とマーケットウォッチの木曜日のレポートで強調した。
携帯音楽プレーヤー市場は、ほぼ飽和状態に達しているようだ。10年近く前に発売され、業界全体の再興を促したAppleのiPodでさえ、直近の四半期で売上が11%減少した。しかし、これはMicrosoftの模倣品であるZuneの売上が前年同期比で42%減少したことに比べれば大したことはない。
「Zune が iPod に対して強硬な姿勢を見せるつもりなら、すでにそうしているはずだ」と IDC のアナリスト、スーザン・ケヴォーキアン氏は語り、一部のアナリストは Microsoft が敗北を認め、不運なハードウェア事業の終了を発表することを期待している。
同社が2006年にZuneを発売したとき、マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏は、その802.11ワイヤレス機能により、ユーザー同士や他の802.11対応デバイスとの接続を楽しむ「エンターテイメント愛好家のコミュニティ」が生まれ、iPodに取って代わるだろうと信じていたが、どうやらiPodやZuneなどのデバイスがパーソナルメディアデバイスと呼ばれることが多いのには理由があるようだ。
今年 3 月になっても、バルマー氏は Zune がなくなることはないと主張していたが、期待薄だったタッチ スクリーンの Zune HD が大ヒットしない限り、MarketWatch が指摘したような減少傾向は、成功できなかったこの小さな PMP の将来が暗いことを予感させる。