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モバイルゲームのパイオニアである任天堂は、今や自社の将来に対する差し迫った脅威はマイクロソフトではなく、アップルだと見ている。「近い将来、アップルがマイクロソフトよりも大きな打撃を与えると考えるか?もちろんです」と、任天堂オブアメリカのレジー・フィサメィ社長はインタビューで語った。
9月はAppleにとってモバイルゲーム市場への進出にとって好調な月だった。カリフォルニア州クパティーノに本社を置くAppleは、携帯ゲーム市場の50%を占め、iPod touchがゲーム機のナンバーワンであると主張しただけでなく、収益性の高いApp Storeにゲームセンターを開設した。iOSゲーマーが任天堂ファンをほぼ上回っているという調査結果と合わせて考えると、DSメーカーであるAppleがAppleを「未来の敵」と見なす理由が十分に説明できる。
「最近のiPod touchの売上数の増加は、人々がAppleのデバイスをゲームプラットフォームとして見るようになっていることを示しているのかもしれない」と、調査を実施したNewZoo社のマネージングディレクター、ピーター・ウォーマン氏は語った。
しかし、iPod touchが任天堂(あるいはソニー)の悩みの種を解消するわけではないかもしれない。調査では、iPad所有者の約4分の3がゲームに月10ドル以上を費やしているのに対し、ニンテンドーDやPSPのユーザーは半数以上がゲームに費やしていることも明らかになった。
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