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写真:ジム・メリシュー/Wired.com
フェイスブックのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は今週、ケンブリッジ・アナリティカのスキャンダルの影響について下院委員会で証言する予定だ。
Facebookはこれに先立ち、ザッカーバーグ氏が証言で述べる内容を含む、用意された証言資料を公開した。「Facebookは理想主義的で楽観的な企業です」とザッカーバーグ氏は述べる。しかし同時に、「これらのツールが悪用されるのを防ぐための対策が不十分だったことは明らかです」とも認める。
ザッカーバーグ氏は本日遅く、水曜日の下院委員会公聴会に先立ち、上院司法委員会と上院商務・科学・運輸委員会で証言を行う予定だ。同氏は月曜日、連邦議会議事堂で議員らと会談した。
ザッカーバーグ氏の証言全文はここで読むことができる。
テック大手はFacebookの味方ではない
暗号化とプライバシーをめぐってFBIと対立したAppleとは異なり、Facebookは他のテクノロジー大手から強力な支援を受けていない。同じく起業家のイーロン・マスク氏も、FacebookからテスラとスペースXの公式ページを削除した。また、Facebookに買収されたWhatsAppの共同創設者でさえ、Facebookアプリの削除を推奨している。
AppleのCEO、ティム・クック氏もザッカーバーグ氏を批判している。最近、自分がFacebookのような状況だったらどうするかと問われた際、「私はこんな状況には陥っていなかっただろう」と答えた。さらに、規制の導入を訴えた。ザッカーバーグ氏はこの発言を「軽薄な」と一蹴した。
以前も述べたように、ユーザーデータによる収益化をビジネスモデルにしている企業に対する規制強化は、Appleにとって大きな利益となるでしょう。Facebookをめぐる訴訟は、最終的には行動よりも騒動の方が大きくなると予想していますが、それでも今後数日間は展開が見守るのが非常に興味深いものになるでしょう。
出典: Vox