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写真:テスラ
テスラは自社の車を顧客に届けるのに苦戦している。一方、アップルはひそかに独自の自動運転車を開発している。ある投資家は、両社は提携すべきだと指摘している。
アップルはハイテク製品を市場に投入してきた長年の経験を提供し、テスラはパートナーシップに斬新なアイデアを提供する。
テスラは高級車2モデルの発売に成功したものの、生産台数はわずか25万台程度にとどまった。現行のモデル3は量販店への進出を目指している。しかし、テスラは生産目標の達成に苦戦している。CEOのイーロン・マスク氏の失策も、テスラの業績を悪化させている。
Gerber Kawasakiの共同創業者兼CEO、ロス・ガーバーが答えを提示します。Appleと提携しましょう。
「イーロンが日々抱えている問題を実際に見てみると、それは運用上の問題です。だからこそ、かつてスティーブ・ジョブズがティム・クックを雇ったのです。クックはこの役割にぴったりです」とガーバー氏はCNBCに語った。
アップルはテスラを買収するかもしれない
莫大な現金を保有するアップルは、テスラの時価総額が現在約530億ドルであることを考えると、容易に買収できるだろう。アップルの時価総額はその20倍で、これは主要自動車メーカーすべての時価総額を合わせた額を上回る。
あるいは、アップルがテスラの株式の大部分を購入し、両社がより緊密に協力することも可能だ。
大きな疑問は、イーロン・マスク氏が売却に興味を持つかどうかだ。「過去であれば、アップルとテスラはうまくやっていなかっただろう。マスク氏はアップルを必要としていなかったからだ。しかし、マスク氏が助けを必要としているのは明らかだ」とガーバー氏は指摘した。
Appleにとってのメリット
アップルにとってのメリットは、テスラの自動車製造における経験にアクセスできることだ。アップルは自動運転技術の開発に取り組んでいることが知られており、早ければ2023年にも自動車を発売する可能性がある。既に複数の車種を設計・導入している企業と協力することで、iCarの開発が簡素化される可能性がある。
ガーバー氏は、iPhoneメーカーであるアップルが存在感を維持するには外部からの支援が必要だと考えている。 「アップルに関して私が最も懸念しているのは、イノベーションの波に大きく遅れを取っていることです。5年後にどうなっているのか想像もつきません」と彼は言う。テスラとイーロン・マスクなら、この状況を好転させることができると彼は言う。