人気のペアレンタル・ティーンズ・モニタリング・アプリがユーザーのApple IDを公開

人気のペアレンタル・ティーンズ・モニタリング・アプリがユーザーのApple IDを公開

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人気のペアレンタル・ティーンズ・モニタリング・アプリがユーザーのApple IDを公開
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ティーンセーフ
パスワードとメールアドレスは平文で入手可能だった。
写真:ZDNet

親が十代の子供の携帯電話の活動を監視するために使用する人気のアプリ「TeenSafe」が侵害され、「数万件」のアカウントの詳細が漏洩したと報じられている。

写真、メッセージ、位置情報は公開されなかったものの、親のメールアドレスとそれに対応する子供のApple IDのメールアドレス、平文のパスワード、デバイス名が含まれたデータベースにアクセス可能だった。TeenSafeアプリは「安全な」監視アプリであると自称していた。

Amazonのクラウドサービス上にホストされていた情報は保護されておらず、誰でもアクセス可能でした。悪意のある人物によってデータにアクセスされたかどうかは不明ですが、それでもなお重大なセキュリティ上の欠陥です。また、なぜデータが適切に暗号化されずに平文で保存されていたのかも不明です。

脆弱性が発見された後、TeenSafeの広報担当者はZDNetに対し、「当社はサーバーの1つを一般公開しないように措置を講じ、影響を受ける可能性のある顧客への警告を開始しました」と語った。

TeenSafe などのアプリは、必ずしも親が子供の同意を得なくても使用できるため、物議を醸し、プライバシーを侵害する可能性があるとみなされることが多い。

データ侵害の簡単な歴史

Appleはユーザーデータの保護に関しては、セキュリティとプライバシーに非常に気を配っています。しかしながら、過去には第三者によってデータが侵害された注目すべき事例がいくつかありました。

2015年には、ジェイルブレイクされたiPhoneに感染したマルウェアによって約22万5000件のAppleアカウントが盗まれたと報じられ、「この種の盗難事件としては過去最大規模の一つ」とされています。場合によっては、このデータが不正な購入に利用されたこともあります。

中国では、Apple IDが闇市場で売買されているという報告もあります。これらのIDは、ハッカーによって盗まれたり、フィッシング詐欺などの方法で入手されたりしていることが多いようです。昨年、中国浙江省では、このデータを1ユーザーあたり1.50ドルから26ドルで販売したとして22人が逮捕されました。