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スクリーンショット:Apple
医者のオフィスに入ったら、自分が治療を求めている病状を公然と告げられるなんて、まさに悪夢だ。そんな悪夢が、Appleの最新動画広告で描かれている。
しかし、この広告に登場する一人の人物は恥ずかしい思いをせずに済んでいる。それは、アップルがユーザーのプライバシーを保護するために設計したiPhoneのヘルスケアアプリに自分の医療データを保存している人物だ。
深刻な問題を面白おかしく描いた作品
飛行機で出会った見知らぬ人に、前回の医療処置の詳細を過剰に話す人もいますが、ほとんどの人は自分の医療情報を秘密にしておきたいと思っています。
Appleは水曜日に公開したビデオ「The Waiting Room」で、ユーモアを交えてこの点を強調している。
女優のジェーン・リンチは、待合室にいるある人が痔の症状で医師の診察を必要としていること、別の人はひどい発疹に悩まされていること、さらに女性は口臭がひどいこと、男性はシラミに悩まされていることを伝えるアナウンサーです。
苦情を言うと、彼女は「それはあなたの健康データです。あなたは気づかないうちにそれを共有していたのです」と言います。しかし、iPhoneユーザーの場合はそうではありません。
プライバシー保護を重視して設計されたApple Health
iPhoneのヘルスケアアプリは、ユーザーの歩数、ウォーキング/ランニング距離、睡眠時間、ワークアウトなど、フィットネスデータを記録します。医療ツールとして、服薬管理や医療記録の保存にも役立ちます。
「当社のすべてのヘルスケア機能は、お客様のデータを安全に保ち、プライバシーを保護するために構築されています」とAppleは約束しています。「お客様の健康データはデバイス上に保存され、パスコード、Touch ID、またはFace IDでロックされている間も暗号化されます。」
ちなみに、Apple の医療データ アプリはこれまで iPhone のみに限定されていましたが、最近のリークによると iPad 版が開発中とのことです。
これは、Appleが自社デバイスのプライバシー保護の利点を強調した最初のビデオではありません。例えば、同社は1年前に「データオークション」をリリースしています。
同社はプライバシーを「基本的人権」と呼び、それをソフトウェアとハードウェアに組み込んでいるが、時折疑問の残る決定がいくつかないわけではない。