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写真:Ste Smith/Cult of Mac
Appleの契約製造業者であるウィストロン社は、インド南部カルナータカ州にあるiPhone工場を再開した。この工場は昨年末、未払い賃金をめぐる暴動を受けて一時閉鎖されていた。
エコノミック・タイムズによると、ウィストロンは現在の従業員数を約6,000人に削減して運営している。これは昨年末の従業員数の約半数に相当する。ウィストロンは段階的に人員を増員していくと報じられている。
報告書は次のように続く。
カルナタカ州のジャガディッシュ・シェッター産業大臣は水曜日、ガウラフ・グプタ産業担当次官、ガンジャン・クリシュナ産業委員とともにこの施設を訪問し、労働者らと交流し、問題があれば当局に連絡するよう求めた。
職場における暴力は数千人の従業員の生活に影響を与えているとシェッタール氏は述べた。「少数の労働者集団の行為のせいで数千人が問題に直面したと、一部の労働者が大臣に訴えた。」
ウィストロン工場での暴動
1/4 インドのベンガルール近郊ナラサプラにある台湾のウィストロン社が運営するアップルのiPhone生産工場で暴力事件が
発生。2,000人近い従業員が給料を支払われていないとされ、暴れ回り、会社の家具や組み立てユニットを破壊し、車両に放火しようとした。pic.twitter.com/qtlHyJiRAh— クリスビン・ジョセフ・マシュー (@CrisbinJoseph) 2020年12月12日
暴動は2020年12月中旬に工場で発生しました。抗議者たちは工場の窓を割り、防犯カメラを倒し、車を横転させました。警察は約100人を逮捕しました。この事件で、抗議者たちは数千台のiPhoneを盗みました。
Appleは調査を実施し、最終的にWistronを保護観察処分とした。これにより、WistronはAppleとの現行契約を継続して履行できるようになった。しかし、Appleが契約変更に納得するまで、Wistronは新たな契約を獲得することはできない。
今後同様の暴動が起きるのを防ぐため、ウィストロンは安全対策を講じました。インド政府も独自の監視を実施する予定です。
Appleはここ数年、インドでの製造を徐々に拡大してきました。これは、中国への依存を減らすためのAppleの取り組みの一環です。今週、AppleはインドでiPhone 12の製造を開始しました。今回のAppleの契約製造業者はFoxconnです。Wistronは2017年にインドでiPhoneの製造を開始した最初の企業です。
出典:エコノミック・タイムズ