トヨタの社長、アップルの自動車との競争を歓迎、但し書き付き

トヨタの社長、アップルの自動車との競争を歓迎、但し書き付き

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トヨタの社長、アップルの自動車との競争を歓迎、但し書き付き
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トヨタ アバロン カープレイ
トヨタ自動車の豊田章男社長は、自動車業界における同社の経験を誇示している。
写真:トヨタ

トヨタの豊田章男社長は、アップルカーの可能性について言及し、「自動車業界に新たな活力を吹き込み、顧客に幅広い選択肢を提供できる可能性を秘めた」新規参入者を自動車業界は歓迎すると述べた。

しかし、豊田氏は、クパチーノを拠点とするテクノロジーの巨人のような新規参入企業をやや批判し、トヨタの方がはるかに経験豊富だと指摘した。「クルマを作った後、40年くらいはお客様や様々な変化に対応できるような覚悟を持ってほしい」と、豊田氏は木曜日に行われた日本自動車工業会の記者会見で述べた。

トヨタは販売台数で世界最大の自動車メーカーです。しかし、時価総額はアップルよりも大幅に低く、現在トヨタは2,100億ドルですが、アップルの時価総額は2兆ドルです。

豊田氏は以前、テクノロジー企業の自動車業界参入を否定的な姿勢を示していた。特に2020年11月には、テスラは「本物の製品」を作っていないと発言した。テスラは昨年、時価総額でトヨタを上回った。

自動車業界の幹部がアップルカーについて語る

豊田氏は、アップルカーの可能性について発言した最初の自動車会社幹部ではない。2月には、フォルクスワーゲンのヘルベルト・ディースCEOが「自動車業界は、一挙に乗っ取れるような典型的なテクノロジー業界ではない。アップルが一夜にしてそれを成し遂げることはないだろう」と述べた。

一方、BMWのCFO、ニコラス・ピーター氏は最近、Appleの自動車業界参入について懸念していないと述べた。「とても安心して眠れます」とピーター氏は述べた。「競争は素晴らしいものです。他社のモチベーションを高めてくれます。私たちは非常に強い立場にあり、今後も業界をリードする立場を維持していきたいと考えています。」

Apple Carが最終的にどのような形状になるのか、またいつ発売されるのかはまだ明らかにされていない。最新の報道によると、クパチーノはApple Carの製造に既存の自動車メーカーではなく、契約メーカーを起用する可能性があるという。ヒュンダイと日産との交渉は最近決裂したと報じられている。

出典:ブルームバーグ

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