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写真:Apple/Cult of Mac
中国の携帯電話市場は2018年第4四半期に急落したが、同国でのiPhoneの売上はさらに悪化した。
業界アナリストによると、この不振は主にアップルが携帯電話機に課している高価格によるものだという。
メーカー調査会社Strategy Analyticsのディレクター、リンダ・スイ氏は本日、次のように書いている。
iPhoneの出荷台数は前年比22%減少し、これは同社にとって2017年初頭以来最悪の業績となった。AppleのiPhoneは、中国において過去12四半期のうち8四半期で前年同期比で減少している。Appleは過去3年間、中国で圧力にさらされてきた。Qualcommとの特許争いが足かせとなっている一方で、Appleは高額な小売価格をめぐって厳しい批判にさらされている。
2016年にAppleの最上位モデルとなったiPhone 7 Plusの価格は769ドルからスタートしたことを考えると、この最後の点については異論を唱えるのは難しいでしょう。それから数年後、後継機種であるiPhone XS Maxの価格は1,099ドルからスタートしました。わずか2年で330ドルも値上がりしたことになります。
隋氏は「アップルはiPhoneの価格が中国で高騰し、販売が追いつかなくなる危険にさらされている」と厳しい警告を発している。
Strategy Analyticsの最新データによると、2018年第4四半期のAppleの業績を集計すると、中国でのiPhone出荷台数は1,090万台でした。これは2017年の同時期の1,400万台から減少しています。2018年通年では、Appleは3,420万台を出荷し、前年の3,670万台から減少しました。
アップルだけじゃない
誤解のないよう申し上げますが、Apple以外にも中国で苦戦している企業はあります。中国の携帯電話市場全体は前四半期に前年同期比11%減となり、出荷台数は1,340万台減少しました。
中国企業のOPPOとXiaomiでさえも売上が減少しました。サムスンはStrategy Analyticsのトップ5リストには入りませんでしたが、これらの韓国企業が中国で苦戦していることは既に周知の事実です。
関連する問題として、アップルの価格設定がインドの携帯電話市場への参入の妨げになっているとも報じられている。