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画像:SXSW
新型コロナウイルス感染拡大の中、3月のイベント開催を切望していたサウス・バイ・サウスウエストの主催者は金曜日、テキサス州オースティン市が同会議を中止したと発表した。
地元の保健当局が健康上の緊急事態を宣言したことを受け、イベント企画者は3月13日に開始予定だった音楽、テクノロジー、映画カンファレンスを中止した。
「このニュースをお伝えすることになり、大変悲痛です」とSXSWのウェブサイトに掲載された声明文には記されています。「『ショーは続けなければならない』という精神は私たちのDNAに刻まれており、3月のイベントが開催されないのは34年ぶりです。私たちは現在、この前例のない事態の影響に対処すべく取り組んでいます。」
1週間にわたるこの大規模なフェスティバルは、これまで約7万人をオースティンに集めてきました。34年の歴史の中で、中止は今回が初めてです。
SXSW中止前にアップルが撤退
Appleは2日前にイベントへの参加を取りやめた。同社は当初、2020年のSXSW映画祭でApple TV+のオリジナル番組3作品を初公開する予定だった。ラインナップには、スパイク・ジョーンズ監督のドキュメンタリー『ビースティ・ボーイズ・ストーリー』、ドキュメンタリーシリーズ『Home』、アニメコメディ『セントラル・パーク』などが含まれていたと報じられている。Appleはまた、アメリカ移民をテーマにした好評の番組『リトル・アメリカ』に関するディスカッションも開催する予定だった。
Twitter、HBO、Amazon Studios、Facebook、TikTok、パナソニック、SAP、インテルといった企業も、過去2週間でSXSWへの参加を辞退している。Appleは、例年6月に開催される世界開発者会議(WWDC)を今年中止するかどうかをまだ発表していない。
オースティンがイベントを中止する少し前に、SXSW を中止するよう求める請願書が Change.org 上で広まり始めた。
SXSW主催者は、今年はイベントの日程変更やオンライン開催を検討していると述べた。
「SXSWを活用してキャリアを加速させているすべてのクリエイターにとって、そしてグローバル企業にとって、そしてオースティンと数百もの中小企業(会場、劇場、ベンダー、制作会社、サービス業界のスタッフ、そしてSXSWが誘致するビジネスの増加に大きく依存しているその他のパートナー)にとって、状況の深刻さを理解しています」と声明には記されている。