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元Apple幹部は、HPの不安定なwebOSにいくらかの敬意を払えるだろうか?HPがAppleのグローバル開発者リレーションズを率いていたリチャード・ケリス氏を採用した狙いは、まさにそこにあるのかもしれない。このニュースは、HPが「webOSの新時代に乗り出す」と水曜日に発表し、PalmのwebOS(現在はHP傘下)をWindows PCに搭載する計画を発表したことを受けてのものだった。皮肉なことに、このメッセージはHPのシニアバイスプレジデント、ジョン・ルビンスタイン氏から発信されたもので、彼もまた元Apple幹部だった。
2001年から2007年までAppleで特別プロジェクトの管理を担当し、同社のワールドワイド開発者リレーションズ担当シニアディレクターを務めていたケリス氏が、HPのワールドワイド開発者リレーションズ担当バイスプレジデントに就任する。この人事は、ルービンスタイン氏の声明を受けて行われた開発者の集まりで発表されたと報じられている。
元Apple幹部は、モバイルプラットフォームとしてのwebOSへの開発者の関心を高めるという任務を負っているようだ。webOSは、HPが2010年にPalmを買収した主な理由と見られている。
調査会社コムスコアによれば、パームは2010年9月から昨年末までの四半期に市場シェアを0.5%失ったが、現在は米国のスマートフォン加入者の3.7%を占めている。
[AppleInsider]