- ニュース

Appleの競合他社の多くは、Appleに先んじて製品を発表しようと、クパチーノの噂に基づいて製品を発表する傾向があるようです。しかし、これがいかに頻繁に失敗するかは実に面白いものです。2010年に初代iPadが発売される前に、Appleの競合他社がこぞって独自の「新製品発表会」を発表したのを覚えていますか?あるいは、AmazonがiTunes Matchに先駆けて、質の悪いMP3用クラウドロッカーサービスを開始したのを覚えていますか?
Appleが独自のストリーミング音楽サービスを開始する計画があるという噂が飛び交う中、MicrosoftがiTunesに対抗するZune Music StoreをXboxブランドで再始動させ、同時に独自の…なんと…ストリーミング音楽サービスも発表するという、なんとも興味深い話です。しかもiOS対応です。
Xbox Musicは、数年前にMicrosoftがiTunesに対抗しようとして立ち上げたZuneブランドに取って代わることになります。明日からXbox 360コンソールでこのサービスが利用可能になります。また、Microsoftが10月26日にWindows 8をリリースした際には、Windowsパソコンとタブレットでも利用可能になります。
さらに、ストリーミング音楽サービスもあります。
マイクロソフトは、無料の広告付き音楽ストリーミング サービスと、無制限の広告なしストリーミングを提供する 9.99 ドルのプレミアム サブスクリプション サービスを提供する予定です。
このサービスには、ダウンロード購入可能な音楽ストアが含まれており、グローバルカタログには3,000万曲以上が収録されています。これはiTunesの2,600万曲を超えるライブラリを上回っています。また、Xbox本体でのみ視聴可能な7万本以上のミュージックビデオも提供しています。
iTunesやAmazon Cloud Playerと同様のクラウドストレージ機能と、音楽ストリーミングサービスのPandoraやSpotifyのようなアーティストベースのラジオ機能を備えています。
マイクロソフトは来年からこのサービスを iOS と Android にも導入する予定のようです。
懐疑的な意見はさておき、MicrosoftのOSやプラットフォームに深く関わっている人にとって、これはかなり良いサービスだと言わざるを得ません。iTunesとSpotifyを組み合わせたようなもので、Appleが将来提供するであろうストリーミング音楽サービスの、私にとってまさに理想のバージョンと言えるでしょう。しかし、市場にキラーなスマートフォンやタブレットが登場しない限り、Xbox Musicが大きな影響を与えるとは考えにくいでしょう。
出典: GigaOm