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写真:コロンビア・ピクチャーズ/イマジン・エンターテインメント
アップルは、ロン・ハワードとブライアン・グレイザーが所有するハリウッドの制作会社イマジン・エンターテインメントと、「ファーストルック」取引、投資、さらには完全な買収の可能性について高度な協議を行っていたが、協議は決裂した。
新たな報道によると、交渉はティム・クックとエディ・キューの両氏が関与するほど進んでいたという。イマジンは『アポロ13』や『ダ・ヴィンチ・コード』といった大ヒット映画を手掛けた会社である。
ファイナンシャル・タイムズの記事からは、議論が立ち消えになった正確な原因は分からないが、このようなことが起きるのは今回が初めてではない。
昨年の報道によると、エディ・キュー氏の強硬な交渉戦術は、ディズニーやタイム・ワーナーといった企業との交渉において、テレビ業界幹部の怒りを買ったという。キュー氏は会議に遅刻し、不適切な服装で現れたとされ、その後、人気番組の全シーズンをオンデマンドで視聴できる権利と、人気番組を自動的に保存し、新番組の広告スキップを可能にする大規模なクラウドベースのデジタルビデオレコーダーの権利をアップルに要求したという。
アップルはまた、コメディアンのクリス・ロックと「独占iTunes映画契約」を結ぼうとしたが、ロックが代わりにNetflixと2本のスタンドアップスペシャルで4000万ドルの契約を結んだため、契約を逃した。
このニュースは、NetflixやAmazonなどの企業が数十億ドルをかけて構築してきたオリジナルコンテンツの制作にAppleが割って入ろうとしている時期に出た。
しかし、この2社が批評的にも商業的にもヒット作を生み出している一方で、これまでのところ、Appleのより控えめな取り組みは、ヒップホップのドキュメンタリーや、最近酷評された最初の予告編が公開されたリアリティ番組「Planet of the Apps」を生み出している。
Apple がトップクラスの AI 研究者を採用するためにビジネス慣行を変える必要があったのと同様に、競合他社に遅れをとっている場合には「でも私たちは Apple ですから」というカードは通用しないようです…