Apple、Siriをめぐり2度目の訴訟を起こされる

Apple、Siriをめぐり2度目の訴訟を起こされる

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Apple、Siriをめぐり2度目の訴訟を起こされる
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ホームポッドのSiri
Appleは長らく特許訴訟の標的となってきた。
写真:Charlie Sorrel/Cult of Mac

SpeakWareという会社が、Apple、Samsung、Microsoftの3社が自社の特許を侵害しているとして訴訟を起こしている。

具体的には、この3社がSpeakWare社の2002年特許「ハンズフリー音声操作リモコン送信機」に記載されている技術を違法に使用していると主張している。侵害されているとされる製品は、家電製品を制御するための音声起動システムであり、Appleの場合はSiriがこれに該当する。

SpeakWareがAppleに対して提出した正式な訴状には、「Appleは、(同社の2002年)特許を侵害する音声起動家電制御システムを開発、製造、輸入、販売、販売、および使用してきた。これらのシステムには、Apple iPhone(6s以降)、iPad(第6世代以降および「Pro」)、HomePodが含まれ、いずれもAppleの音声起動型仮想アシスタントSiriを使用して家電を制御している」と記されている。

さらに、訴状ではApple TVについても言及されており、「Apple TVは被告の機器と連携して家電製品を制御する」とされている。この訴訟はカリフォルニア州中央地方裁判所に提起されているが、判事はまだ任命されていない。

特許訴訟の最大のターゲット

Apple 社やその他の企業が侵害しているとされる特許には、次のような内容が記載されています。

「ワイヤレスでプログラム可能、音声起動および音声操作が可能なリモートコントロール送信機。複数のメーカーが製造するリモートコントロール機器にハンズフリーの音声制御機能を追加するために使用できます。各機器は通常、対応するリモートコントロール送信機からの1つ以上の信号で制御されます。本システムは、様々なカテゴリーの機器、および各カテゴリー内で様々なメーカーが製造する機器を制御するための汎用コードライブラリを事前にプログラムすることができます。」

Siriのおかげで、Appleが最近起こした訴訟はこれだけではない。今月初めには、Advanced Voice Recognition Systems社が特許侵害でAppleを提訴した。

これら両方のケースでは、企業は自社の技術を他の企業にライセンス供与し、合意に至らなかった場合に訴訟を起こすことで、収益の大半を得ているようだ。

世界最大のテクノロジー企業であるアップルは、長年にわたり特許訴訟の巨大な標的となってきた。

出典: Patently Apple