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米国における iPhone に関するニュースのほとんどは、iPhone を提供している大手キャリア (AT&T、Verizon、Sprint) や提供していない T-Mobile など、国内の大手キャリアを中心としています。
しかし、今日のニュースはバージニア州に拠点を置くnTelosに焦点を当てています。同社は米国で2番目にiPhoneを提供する小規模キャリアとなります。大手キャリアとの差別化を図るため、nTelosはiPhone 4/4Sの購入に魅力的な割引や、データ使い放題のお得な価格も提供しています。
VerizonとSprintと同じCDMAネットワーク技術を採用しているnTelosは、iPhoneを標準価格より50ドル安く提供しています。つまり、8GBのiPhone 4は50ドル、16GBのiPhone 4Sは149ドルからということになります。
nTelosは、音声通話、テキストメッセージ、データ通信を含む無制限プランを1回線あたり99.99ドルから提供しており、2回線目はわずか40ドル高い139.99ドルとなっています。ただし、Macnnは、無制限データ通信は5GBのしきい値に達すると速度制限がかかる可能性があると指摘しています。

nTelosは4月20日(金)午前7時よりiPhoneの販売を開始します。予約注文は受け付けていないようですが、同社のウェブサイトには発売に関する最新情報や追加情報を受け取るためのフォームが用意されています。
nTelosはiPhoneを提供する2番目の地域通信事業者です。ミシシッピ州に拠点を置くC Spireは11月にiPhone 4と4Sの販売を開始しました(現在、iPhone 4SについてはnTelosとほぼ同等の価格設定となっています)。
T-Mobileは、iPhoneを提供していない唯一の国内通信事業者であり続けています。これは主に、T-Mobileが現在、他の通信事業者とは異なる周波数帯を利用して3Gサービスを提供していることが原因です。同社は、AT&TによるT-Mobile買収の失敗に伴い取得した周波数帯を利用できれば、iPhoneの提供開始を目指しています。
最新情報:nTelosがiPhoneの販売を開始すると発表されて間もなく、別の地域通信事業者も同様の発表を行いました。Alaska Communicationsも4月20日深夜(正確には12時1分)よりiPhone 4および4Sの販売を開始します。Alaska Communicationsは、14の店舗とオンラインでiPhoneを販売します。Alaska Communicationsは、nTelosと同じ価格帯(全国通信事業者より50ドル安い)でiPhoneを販売する予定です。
nTelosとは異なり、Alaska CommunicationsはiPhone専用の無制限データプランを提供していないようです。同社のウェブサイトには、5GBのデータに加え、通話とテキストメッセージ使い放題が含まれた全国対応のスマートフォンプランが94.99ドルで掲載されています。