AndroidベースのタブレットはiPadと競合するには安っぽくて高価すぎる

AndroidベースのタブレットはiPadと競合するには安っぽくて高価すぎる

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AndroidベースのタブレットはiPadと競合するには安っぽくて高価すぎる
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写真: AppleSticker.com
写真: AppleSticker.com

スティーブ・ジョブズはタブレットコンピューティング界のMCハマーなのか?「触れることはできない」これが、AndroidがAppleのiPadと競争できないと酷評する115ページのレポートの裏にあるメッセージなのかもしれない。


ジェフリーズ・アンド・カンパニーのアナリスト、ピーター・ミセック氏は、AndroidとAndroidベースのタブレットはiPadに太刀打ちできないと考えている。2011年のタブレット販売台数予測を1億台から7,000万台に引き下げた理由として、同氏はAndroidの「Honeycomb」OSを挙げている。また、AndroidベースのタブレットはiPadと競合するには価格が高すぎるともミセック氏は付け加えている。

しかし、iPadの代替として大いに期待されているResearch In MotionのPlayBookとMotorolaのXoomはどうでしょうか? 全く予想外です。RIMの今年のタブレット出荷シェアはわずか1%、Xoomも同様に低調な2%です。アナリストは、両社とも「ノートパソコンを台湾のOEM(Original Device Manufacturers:オリジナルデバイスメーカー)に依存しているため」、Appleに大きく後れを取っていると指摘しています。

一方、ミセック氏によれば、iPadメーカーのAppleは今年のタブレット販売の64%、2012年には約41%のシェアを占めると予想されている。

PCメーカーはAppleのiPadにどう追いつくかに頭を悩ませている一方で、コアとなるコンピュータ市場におけるカニバリゼーションの進行も懸念しているに違いない。ミセック氏はこの点について、安心材料にはならないと指摘する。ライティングタブレットは「消費」だけでなく「生産」にも使えるからだ。つまり、タブレットは動画やゲームの市場だけでなく、ライティング、メール、計算、写真編集といった用途にも市場を侵食していくことになるのだ。

最後に、タブレットの将来の消費者はどこにいるのでしょうか?中国が有力候補です。アナリストによると、中国の消費者の80%がタブレットの購入に興味を示していますが、北米では40%、ヨーロッパでは50%です。

[バロンズ]