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写真:ダンカン・シンフィールド
伝統的な人生プランは、4年間の大学生活と良い仕事です。しかし、誰もがこの道を選ぶわけではありません。大学の学位がないために、本来は適任の仕事に就けない人もいます。しかし、Appleでは違います。
従来とは異なるキャリアパスを歩んでも、Appleに採用されるのは問題ありません。それは、直営店で働く以外の職種でも同様です。
求人サイト「Glassdoor」は大学の学位を必要としない有名企業15社をまとめており、その中にAppleも入っている。
Appleに採用されるには経験が必要
同社の求人情報にもこの方針が反映されています。例えば、Apple Music向けiOSアプリケーションを開発するソフトウェアエンジニアの求人(無作為に選出)では、「BS/MS EE/CS/CE、または同等の職務経験」が求められます。
つまり、仕事ができるなら、Appleに採用される可能性があるということです。Appleは、あなたがどこでそのスキルを身につけたかは気にしません。高等教育機関で学んだこともあれば、OJTで学んだことかもしれません。
実際、それ以外の方法で対処するのは偽善の極みです。Appleの共同創業者であるスティーブ・ジョブズは大学を卒業していません。もう一人の共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックは、ジョブズと共にAppleを大成功に導いた10年後まで電気工学の学位を取得していませんでした。
アップルだけじゃない
学位を必要としないハイテク企業はAppleだけではありません。GoogleやIBMも同様です。
昨年、当時Googleの人事担当SVPだったラズロ・ボック氏はニューヨーク・タイムズ紙に対し、「GPAは採用基準として無価値であり、テストの点数も無価値だ。GPAは何も予測できないことがわかった」と語った。
Googleの多くの仕事、そしてAppleでも、コーディング能力は必須です。しかし、ボック氏はそれ以上に「どんな仕事でも、私たちが最も求めるのは一般的な認知能力です。それはIQではありません。学習能力、即座に処理する能力、そしてバラバラになった情報をまとめる能力です」と述べています。
同社ではリーダーシップ能力と責任感も求めています。
コーディングスキルを身につけたら、Appleに就職する必要はないかもしれません。色々な場所で働けますし、iOS開発者になることは本当にやりがいがあります。