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Appleは、クパチーノの公式ネットブックを待ちわびていたファンを冷やかしているようだ。報道によると、Snow Leopard 10.6.2の最新ビルドからIntelのAtomプロセッサのサポートを廃止したという。この動きは、Appleがタブレット型のネットブックへの道を切り開く兆しなのかもしれない。
Appleは長らく、小型で低消費電力のノートパソコンの成長を軽視し、いわゆる「ネットブック」を製造するコンピュータメーカーの軍団に加わることを拒否してきた。AppleのCOOティム・クック氏は、ネットブックについて「窮屈なキーボード、粗悪なハードウェア、非常に小さな画面、粗悪なソフトウェア」であり、Macブランドにふさわしくないと評した。Appleの公式エントリーがないことに対抗するため、MacファンはIntelのAtomプロセッサを搭載したネットブックでMac OS Xを実行できるハッキントッシュを開発してきた。10.6.2は現在開発者のみが利用できる状態だが、Atomプロセッサの搭載が維持されれば、サポート不足によりOS Xベースのネットブックは消滅するか、ハッキングされたハードウェアが10.6.1で凍結される可能性がある。
ネットブック現象に対するAppleの反応は、2010年初頭に明らかになるかもしれない。CEOのスティーブ・ジョブズ氏は、長らく噂されていたタブレット端末を1月19日に発表する可能性がある。ただし、この端末は汎用コンピュータというよりも、メディア配信を主眼に設計されているとされている。カリフォルニア州クパティーノに本社を置くAppleは、Macファンにとってネットブックよりも優れた選択肢として、常にiPhoneやiPod touchを挙げてきた。
[Engadget経由]