- ニュース

写真:EJ Hersom/Wikipedia CC
エリザベス女王は、Apple TV+の熱烈なファンではないかもしれない。英国デイリー・メール紙の報道によると、女王は孫のハリー王子が同ストリーミングサービスで番組を制作することを承認したが、その内容については誤解されていた可能性があるという。
報道によると、女王は「The Me You Can't See」という番組が「退役軍人のメンタルヘルスに関するものであり、自分の汚い感情を暴露して王室への『個人攻撃』を仕掛けるものではない」と信じていたという。
見えない私と王室
エリザベス女王は、ハリー王子が番組に出演することに同意したとされており、これはハリー王子がApple TV+と契約し番組制作に携わることが初めて発表される1年前の2018年だった。また、ハリー王子とメーガン妃が王室の公務から退き、アメリカへ向かうことを発表する1年以上も前のことだった。
どうやら、Apple TV+のシリーズは王室の期待とはかけ離れたものになってしまったようだ。今月配信開始されたこのシリーズには、衝撃的な新事実がいくつも盛り込まれていた。
番組中のある場面で、ハリーは王室に「閉じ込められている」と感じていたと語る。
「去るという選択肢はなかった」と彼は言った。「最終的に家族のために決断を下した時も、『そんなことは許されない』と言われ続けた。『じゃあ、どれだけひどい状況になったら、こんなことを許されるんだ?』って感じだった。彼女(メーガン)は自ら命を絶とうとしていた。そんな状況に陥る必要はない」
彼はまた、父であるチャールズ皇太子の子育てを批判し、自分とメーガンが助けを求めようとしたが「完全なる沈黙、完全なる無視」に遭ったと述べた。
デイリー・メール紙 によると、エリザベス女王とチャールズ皇太子は、番組でのハリー王子の発言に「本当に驚愕した」という。同じ情報筋は、ハリー王子と親族との関係が「危うい」状態にあると示唆している。
この番組はApple TV+で大ヒット
しかしながら、この番組はアップルにとってヒットとなったようだ。
関係者によると、「The Me You Can't See」は放送開始後すぐにApple TV+で全世界で最も視聴された番組となった。また、サービスへの新規視聴者数を25%増加させ、イギリスでは週末の平均視聴者数を「40%以上増加」させた。
今週金曜日にApple TV+で『The Me You Can't See: A Path Forward』と題したタウンホール形式の特別番組の続編が初公開される。
出典:デイリーメール