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Mountain Lionの目玉機能の一つは、あらゆるMacアプリに組み込まれた、奥深くまで浸透したTwitter連携です。iOS 5のリリース後に少しでも疑問に思ったことがあるなら、もう忘れてください。Pingのような頓挫した実験を経て、Appleはソーシャルネットワーキングに本腰を入れており、彼らが支持しているのはFacebookではなく…Twitterなのです。
OS X Mountain Lion における Twitter 統合の公式説明によると:
アプリから直接ツイート。OS X Mountain Lionなら、Twitterのあらゆる情報をいつでも把握できます。一度サインインすれば、すぐにツイートを始められます。使用中のアプリを離れる必要はありません。新しいツイートシートを使えば、Safari、iPhoto、Photo Boothから直接リンクや写真をツイートできます。コメントや位置情報もツイートできます。誰かがあなたにメンションしたり、ダイレクトメッセージを送信したりすると、すぐにTwitterの通知が届きます。
TwitterがOS Xに登場したことで興味深いのは、Twitterがこれまでモバイルアプリとしてそのルーツを基盤として発展してきた点です。Twitterは常に、外出先で思いついたことやリンクを手軽に共有することを目的としており、その核となる前提である140文字の更新は、SMSテキストメッセージの160文字制限にツイートをうまく収められるという点にありました。
TwitterがOS Xに完全に組み込まれたことで、AppleはTwitterにモバイル向けというルーツを捨て去らせようとしている。それだけでなく、AppleはFacebookではなくTwitterこそがソーシャルネットワークの王者であることを示唆している。Mountain Lionの登場で、TwitterはデスクトップOSに完全に組み込まれた世界初のソーシャルネットワークとなるのだ!
ちょっと考えてみてください。その力とリーチにもかかわらず、iOSデバイスだけでなく、今やすべてのMacに統合された機能となっているのは、強大なFacebookではなく、ちっぽけなTwitterです。なぜそうなったのかはいくらでも推測できますが、私の推測では、Pingの件でFacebookがAppleを怒らせたのでしょう。いずれにせよ、Twitterは今やFacebookをソーシャルメディアの王座から引きずり下ろす絶好の位置にいます。
AppleはTwitterを信頼しており、Mountain Lionはそれを証明している。真の疑問は、1000億ドルもの資金を持つAppleが、TwitterとiOSおよびOS Xの一部としてのTwitterの将来性を信じて、完全買収に踏み切るかどうかだ。どうなるかは分からないが、現時点ではどんな展開になっても驚くことはないだろう。