- ニュース

写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
Apple は SAP と提携し、企業顧客のモバイルワークに「革命」を起こします。
この提携により、iPhone および iPad 向けのネイティブ アプリが SAP HANA プラットフォームと統合され、さらに開発者がビジネス ニーズに合わせた新しいアプリを構築できるよう支援する新しい iOS SDK とトレーニング アカデミーが提供されます。
「この提携により、iOSのイノベーションとセキュリティとSAPのビジネスソフトウェアに関する深い専門知識が融合し、企業におけるiPhoneとiPadの利用方法が変革されるだろう」とAppleのCEO、ティム・クック氏は語った。
「新しい SDK を通じて、SAP の 250 万人を超える開発者が、SAP HANA Cloud Platform を最大限に活用し、iOS デバイスだけが提供できる驚異的な機能を活用する強力なネイティブ アプリを構築できるようになります。」
これらのアプリは、SAP HANA Cloud Platformを活用するだけでなく、通知、位置情報サービス、Touch IDといったiPhoneおよびiPadの機能も活用し、より高速で安全なログインを実現します。また、iOSのデザイン言語も採用されます。
SAPはまた、AppleのSwiftプログラミング言語を使用して、重要なビジネスオペレーション用のネイティブiOSアプリを開発する予定です。
「現場のメンテナンス作業員が部品を注文したり、サービスのスケジュールを設定したり、医師が最新の患者データを他の医療専門家と共有したりできるように設計されたアプリを通じて、あらゆる業界の従業員は、意思決定や行動に必要な重要な企業データ、プロセス、ユーザーエクスペリエンスにiPhoneやiPadから直接アクセスできるようになります。」
Appleは、SAP HANA Cloud Platform SDKとトレーニングアカデミーを年末までに展開すると発表しました。今回の新たな契約は、2014年にIBMと締結した契約に類似しており、これまでに100以上のエンタープライズアプリを生み出しています。