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グラフィック：mitchener83、Flickrより

タイム誌によると、7月11日に発売予定の新型でより高速なiPhone 3Gは、モバイルポルノの新たな境地を切り開くと期待されている。

130億ドル規模のアダルトエンターテインメント業界では、新しいAppleの携帯電話が、物理的な流通（つまりDVD）からアダルトコンテンツのダウンロードとストリーミングに基づくビジネスモデルへの移行の鍵となるとみている。

サンフランシスコのポルノ制作会社シン・シティ・エンターテインメントの広報担当デヴァン・サイファー氏は、iPhoneは市場で「断然最もポルノに適した携帯電話」だと語る。

しかし、ポルノ業界はAppleに問題を抱えているかもしれない。Appleの広報担当者はTime誌に対し、iPhone上でのポルノは容認しないと述べ、同社のAppStoreで配信されるサードパーティ開発者のアプリケーションからアダルトコンテンツを禁止することを約束した。

さらに、同社広報担当のジェニファー・ボウコック氏は、「iPhone 2.0 ソフトウェアでは、顧客がペアレンタルコントロールをオンにできるようになります」と述べています。

しかし、それだけではこの流れを食い止めるには十分ではないかもしれない。iPhoneの大画面と3G技術による高速インターネット接続のおかげで、モバイルアダルトエンターテインメントは、これまで業界のモバイル市場進出の定番となってきた、刺激的なテキストメッセージやいわゆる「うめき声」、あるいは人気の官能的なダウンロード可能な着信音といったものを凌駕する勢いを見せている。

アメリカよりもポルノ規制が緩いヨーロッパでは、ビデオチャット市場が活発に展開しており、ユーザーは平均月50ドルを支払って女優と卑猥なメッセージを交換している。高速なウェブアクセスとiPhoneの比較的大きな画面サイズが示唆するNSFW（職場閲覧注意）コンテンツの可能性に加え、Appleのデバイスは成人向けインタラクションの新たな境地を切り開いている。iPhonematters.comのジェイソン・スウィフター氏は既に、「画面上で指をドラッグし、文字通り引きずり落とすことで、人の服を脱がせることができるアプリケーション」を構想している。

業界調査会社ジュニパーによると、2007年のモバイルアダルトコンテンツの国際市場は17億ドルに達しました。新型iPhoneの発表前、ジュニパーはモバイルアダルトコンテンツの収益が2012年までに46億ドルに増加すると予測していました。2009年末までに3G対応iPhoneの普及台数が3,500万台を超えると予測されており、この数字はさらに大きくなる可能性があります。