- ニュース

Techcrunch の報道によると、ノースカロライナ州にある Apple の巨大データセンターは、iPhone と iPad に高度な音声コントロールをもたらす可能性があるという。
Appleの巨大データセンター(世界最大級)の機能は、厳重に秘密にされてきた。ノースカロライナ州のこの施設は、まるでエリア51のようだ。存在は誰もが知っているものの、真の目的を知る人はほとんどいない。専門家は、この施設は主にクラウド上のiTunes用だと見ているが、TechcrunchはiOS 5に音声認識機能を導入する準備が既に整っていると示唆している。
Techcrunchの記者MG Siegler氏によると、Appleはすでにこの巨大データセンターで、iPhoneとiPad向けのDragon Dictationアプリケーションを開発するNuance Communications社の高度な音声認識ソフトウェアを運用しているという。両社は6月上旬のWWDCでこの契約を発表する予定だ。
そしてそれは、プログラマー会議で発表される iOS 5 には、多数の高度な音声コントロール機能が搭載される可能性が高いことを意味している。
iOS 5は、Appleが2010年に買収した音声起動の「パーソナルアシスタント」iPhoneアプリであるSiriをベースにしているという噂がある。Siriは、特定の場所への道順から地元の映画館で上映されている映画まで、あらゆる種類の高度な質問に答えることができる。
この技術はiOS 5に深く組み込まれていると考えられていますが、うまく機能させるには、Appleは高度な音声認識技術を必要としています。そこでNuanceの出番です。Nuanceは音声制御ソフトウェアに関する主要な特許のほとんどを保有しています。
つまり、Apple は音声認識ソフトウェアを自社で開発することができず、Nuance とライセンス契約または提携契約を結ばなければならないことになる。